No.123 乙種第4類危険物取扱者 模擬試験


法令

問題 1 法別表第一に掲げる危険物の類別、性質及び品名の組合せとして、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
回答欄 1 2 3 4 5

問題 2 法令上、指定数量未満の危険物について、次のうち正しいものはどれか。
選択肢
  1. 1. 貯蔵及び取り扱う場合の技術上の基準は、市町村条例で定められている。
  2. 2. 貯蔵し、又は取り扱う場所の位置、構造又は設備の技術上の基準は、政令で定められている。
  3. 3. 危険物を車両で運搬するときは、適応する消火設備を備えること。
  4. 4. 危険物を車両で運搬するときは、「危」と表示した標識を、車両の前後見やすい箇所に掲げること。
  5. 5. 危険物を収納する運搬容器についての基準は定められていない。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 3 ある製造所において、第4類の危険物A及びBを同一場所に貯蔵している。指定数量の倍数の合計として、次のうち正しいものはどれか。

選択肢
  1. 1. 2
  2. 2. 3
  3. 3. 5
  4. 4. 6
  5. 5. 18
回答欄 1 2 3 4 5

問題 4 法令上、製造所等において危険物を貯蔵し、又は取り扱う建築物等の周囲に保有しなければならない空地の幅として、次のうち正しいものはどれか。
選択肢
  1. 1. 屋外貯蔵所の空地の幅は、貯蔵する危険物の類に応じて定められている。
  2. 2. 屋内貯蔵所の空地の幅は、軒高に応じて定められている。
  3. 3. 一般取扱所の空地の幅は、取り扱う危険物の品名に応じて定められている。
  4. 4. 製造所の空地の幅は、取り扱う危険物の指定数量の倍数に応じて定められている。
  5. 5. 屋外タンク貯蔵所の空地の幅は、屋外貯蔵タンクの容量に応じて定められている。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 5 法令上、移動貯蔵タンクの位置、構造及び設備について、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 常置場所は壁、床、はり及び屋根を耐火構造とし、若しくは不燃材料で造った建物の1階又は、屋外の防火上安全な場所とすること。
  2. 2. 移動貯蔵タンクの配管は、先端部に弁等を設けること。
  3. 3. 移動貯蔵タンクの底弁手動閉鎖装置のレバーは、手前に引き倒すことにより閉鎖装置を作動させるものであること。
  4. 4. 移送する者は、移送の開始前に移動貯蔵タンクの底弁、マンホール及び注入口のふた、消火器等の点検を行うこと。
  5. 5. 積載型以外の移動貯蔵タンクの容量は10,000 L以下とすること。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 6 法令上、消火設備について、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 泡消火設備は、第2種の消火設備である。
  2. 2. ハロゲン化物消火設備は、第3種の消火設備である。
  3. 3. 消火粉末を放射する大型の消火器は、第4種の消火設備である。
  4. 4. 電気設備に対する消火設備は、電気設備のある場所の面積100uごとに1個以上設けなければならない。
  5. 5. 地下タンク貯蔵所には、第5種の消火設備を2個以上設けなければならない。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 7 法令上、製造所等を設置する場合の手続きとして、次のうち正しいものはどれか。
選択肢
  1. 1. 市町村長に届け出る。
  2. 2. 市町村長の許可を受ける。
  3. 3. 消防長又は消防署長の許可を受ける。
  4. 4. 消防長又は消防署長に届け出る。
  5. 5. 都道府県知事に届け出る。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 8 法令上、製造所等が市町村長等から使用停止を命ぜられる事由に該当しないものは、次のうちどれか。
選択肢
  1. 1. 製造所等の位置、構造又は設備を無許可で変更したとき。
  2. 2. 製造所等において危険物の取扱作業に従事している危険物取扱者が、免状の返納命令を受けたとき。
  3. 3. 製造所等を完成検査済証の交付前に使用したとき。
  4. 4. 製造所等の定期点検の実施、記録及び保存がなされないとき。
  5. 5. 危険物保安監督者を定めなければならない事業所で、それを定めていないとき。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 9 法令上、製造所等の定期点検について、次のうち誤っているものはどれか。ただし、規則で定める漏れの点検及び固定式の泡消火設備に関する点検を除く。
選択肢
  1. 1. 点検は原則として1年に1回以上行わなければならない。
  2. 2. 危険物取扱者以外の者でも危険物取扱者の立ち会いがあれば、定期点検を行うことができる。
  3. 3. 危険物施設保安員は、定期点検を行うことができる。
  4. 4. 製造所等の所有者、管理者又は占有者は、定期点検を実施した後、その結果を市町村長等に報告しなければならない。
  5. 5. 点検は、製造所等の位置、構造及び設備が技術上の基準に適合しているかどうかについて行う。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 10 法令上、免状の返納命令を発令することができるのは、次のうちどれか。
選択肢
  1. 1. 消防長
  2. 2. 都道府県知事
  3. 3. 消防庁長官
  4. 4. 消防署長
  5. 5. 市町村長
回答欄 1 2 3 4 5

問題 11 法令上、危険物を運搬容器に収納する方法について、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 危険物の収納は、温度変化等により危険物が漏れないように密封して収納しなければならないが、運搬容器内の圧力が上昇するおそれがある場合は、ガス抜き口を設けた運搬容器に収納する場合もある。
  2. 2. 危険物は、収納する危険物と反応を起こさない等、当該危険物の性質に適応した材質の運搬容器に収納しなければならない。
  3. 3. 原則として、固体の危険物は、95%以下の収納率で運搬容器に収納しなければならない。
  4. 4. 液体の危険物は、運搬容器の内容積の98%以下の収納率で、かつ55℃の温度において漏れることのない十分な空間容積を有して運搬容器に収納しなければならない。
  5. 5. 同一の外装容器に、類を異にする危険物を収納する場合は、内容を表示しなければならない。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 12 法令上、危険物の取扱作業の保安に関する講習(以下「講習」という。)について、次の文の【   】内に当てはまる語句はどれか。 ただし、5年前に免状を取得し、これまで1度も講習を受講していない危険物取扱者とする。

「製造所等において危険物の取扱作業に従事する危険物取扱者は、当該取扱作業に従事することとなった【   】に講習を受けなければならない。」
選択肢
  1. 1. その日
  2. 2. 日以後の誕生日から1年後
  3. 3. 日以後の誕生日から1年以内
  4. 4. 日から1年以内
  5. 5. 日以後の最初の4月1日から1年以内
回答欄 1 2 3 4 5

問題 13 法令上、10日以内の制限があるのは、次のうちどれか。
選択肢
  1. 1. 所轄消防署長から承認を受け、指定数量以上の危険物を製造所等以外の場所で仮に貯蔵し、又は取り扱うことができる期間。
  2. 2. 都道府県知事から免状の返納命令を受けてから、返納するまでの期間。
  3. 3. 製造所等の変更工事中に、市町村長等の承認を受け、当該製造所等の変更工事部分以外の部分について仮に使用できる期間。
  4. 4. 免状を亡失してから、都道府県知事に再交付を申請する期間。
  5. 5. 予防規程を定めてから、市町村長等に認可の申請をする期間。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 14 法令上、貯蔵し、又は取り扱う危険物の品名、指定数量の倍数等にかかわりなく、危険物保安監督者を定めなければならない製造所等は、次のうちどれか。
選択肢
  1. 1. 屋内貯蔵所
  2. 2. 屋外貯蔵所
  3. 3. 給油取扱所
  4. 4. 販売取扱所
  5. 5. 屋内タンク貯蔵所
回答欄 1 2 3 4 5

問題 15 法令上、屋内貯蔵所における危険物の貯蔵の基準で、類を異にする危険物を類ごとにとりまとめて、相互に1m以上の間隔をおけば、同時に貯蔵できるものとして、次のうち正しいものはどれか。
選択肢
  1. 1. 第1類の危険物と第4類の危険物とを貯蔵する場合
  2. 2. 第1類の危険物と第6類の危険物とを貯蔵する場合
  3. 3. 第2類の危険物と第5類の危険物とを貯蔵する場合
  4. 4. 第2類の危険物と第6類の危険物とを貯蔵する場合
  5. 5. 第3類の危険物と第5類の危険物とを貯蔵する場合
回答欄 1 2 3 4 5

物理学・化学

問題 16 引火性液体の通常の燃焼について、次のうち正しいものはどれか。
選択肢
  1. 1. 液体の表面から発生した蒸気が、空気と混合して燃焼する。
  2. 2. 液体は蒸発せず、液面が空気と触れて燃焼する。
  3. 3. 液体の内部で燃焼し、燃焼生成物が炎となって液面に現われる。
  4. 4. 液体が熱により分解し、発生した可燃性ガスが燃焼する。
  5. 5. 液体内部に空気を吸収しながら燃焼する。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 17
選択肢
  1. 1. メタン1molにつき、酸素2molが生成される。
  2. 2. メタン1molにつき、水素2molが反応する。
  3. 3. メタンが完全燃焼したときの生成物質は、二酸化炭素と水のみである。
  4. 4. 反応前後を比較すると、酸素原子の数は、反応前より反応後の方が多い。
  5. 5. メタン1molが完全燃焼したとき、891kJの熱を吸収する。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 18 次に示す性質を有する物質に関する説明として、正しいものはどれか。
引火点……………………28℃ 発火点……………………600℃ 燃焼範囲…………………2〜10vol% 沸点………………………140℃
選択肢
  1. 1. 液体の温度が28℃未満の時には、蒸気は発生しない。
  2. 2. 液体の温度が28℃以上になると、発生する蒸気の濃度は2vol%以上になる。
  3. 3. 蒸気の濃度が10vol%を超えなければ、引火しない。
  4. 4. 液体の温度を140℃まで加熱すると、蒸気の濃度は10vol%になる。
  5. 5. 600℃以上になるまで、点火源を近づけても燃焼しない。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 19 消火方法について、次のうち適切でないものはどれか。
選択肢
  1. 1. 油配管のバルブを閉めて、燃焼している油の供給を止める。
  2. 2. 窒素ガスを放射して燃焼物周囲の酸素濃度を低下させる。
  3. 3. リン酸塩の粉末消火剤を放射して、燃焼の連鎖反応を抑制、阻止する。
  4. 4. ハロゲン化物の消火剤を放射して、燃焼物を冷却し、可燃性気体の発生を減少させる。
  5. 5. 泡消火剤を放射して、燃焼物の表面を泡で覆い、酸素の供給を遮断する。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 20
選択肢
  1. 1. 1 L
  2. 2. 2 L
  3. 3. 3 L
  4. 4. 4 L
  5. 5. 5 L
回答欄 1 2 3 4 5

問題 21 次の文の【 】内のA〜Cに当てはまる語句の組合せとして、正しいものはどれか。
「可燃性液体は一般に電気の【 A 】であり、パイプやホース中を流れる際に静電気が発生しやすい。これらの液体において静電気の蓄積を防ぐには、流速を【 B 】し、電気の【 C 】で接地するなどの方法がある。」
選択肢
回答欄 1 2 3 4 5

問題 22 質量m、比熱cとする物質の熱容量Cを表す式は、次のうちどれか。
選択肢
回答欄 1 2 3 4 5

問題 23 次の文の【 】内のA〜Dに当てはまる語句の組合せはどれか。
「二酸化炭素は、炭素または【 A 】の【 B 】燃焼の他、生物の呼吸や糖類の発酵によっても生成される。二酸化炭素は空気より【 C 】気体で、水に少し溶け、弱い【 D 】を示す。」
選択肢
回答欄 1 2 3 4 5

問題 24 次の有機化合物のうち、環式化合物ではないものはどれか。
選択肢
  1. 1. アニリン
  2. 2. ピリジン
  3. 3. テトラヒドロフラン
  4. 4. 塩化ベンゾイル
  5. 5. アセトアルデヒド
回答欄 1 2 3 4 5

問題 25 次の物質の水溶液と、これを電気分解したときに陽極に生成または発生する物質との組み合わせとして、誤っているものはどれか。 なお、電極には陽極、陰極ともに白金を使用するものとする。
選択肢
回答欄 1 2 3 4 5

性質

問題 26 危険物の類ごとに共通する性状について、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 第1類の危険物は、すべて固体である。
  2. 2. 第2類の危険物は、すべて固体である。
  3. 3. 第3類の危険物は、液体または固体である。
  4. 4. 第5類の危険物は、すべて液体である。
  5. 5. 第6類の危険物は、すべて液体である。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 27 第4類の危険物の性状として、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 引火性の液体である。
  2. 2. 発火点は、ほとんどのものが100℃以下である。
  3. 3. 引火の危険性は、引火点が低い方が高い。
  4. 4. 液体の比重は、1より小さいものが多い。
  5. 5. 非水溶性のものは、静電気が蓄積しやすい。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 28 アクリル酸の貯蔵、取扱いにおける注意事項として、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 容器は密閉し、換気のよい場所に保管する。
  2. 2. 容器はステンレス鋼、又は内面をポリエチレンでライニングしたものを用いる。
  3. 3. 融点がおよそ14℃であることを利用して、通常、凍結させて保管する。
  4. 4. 皮膚に接触すると火傷をするおそれがあるので、取り扱う際には保護具を着用する。
  5. 5. 熱、光、過酸化物、鉄さびなどで重合が加速するので、重合防止剤を加えて保管する。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 29 ガソリンの貯蔵タンクを修理又は清掃する場合の火災予防上の注意事項として、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 洗浄のために水蒸気をタンク内に噴出させるときは、静電気の発生を防止するため、高圧で短時間に行う。
  2. 2. タンク内に残っている可燃性蒸気を排出する。
  3. 3. 残油等をタンクから抜き取るときは、静電気の蓄積を防止するため、容器等を接地する。
  4. 4. 火花の発生しない工具を使用する。
  5. 5. タンク内のガスを置換する場合には、窒素等の不活性ガスを使用する。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 30 泡消火剤の中には、水溶性液体用泡消火剤と、その他の一般の泡消火剤とがある。次の危険物の消火に際し、水溶性液体用泡消火剤でなくても消火が期待できるものはどれか。
選択肢
  1. 1. アセトン
  2. 2. エタノール
  3. 3. エチレングリコール
  4. 4. 酢酸
  5. 5. トルエン
回答欄 1 2 3 4 5

問題 31 自動車ガソリンの一般的性状について、次のうち誤っているもののみを掲げているものはどれか。 
A. 揮発性が高く、蒸気は低所に滞留する。
B. 燃えやすく、沸点まで加熱すると発火する。
C. 電気の不導体で静電気が発生しやすい。
D. 燃焼範囲の上限界は10vol %を超える。
E. 引火点が低く、冬の屋外でも引火の危険性がある。
選択肢
  1. 1. A B
  2. 2. B C
  3. 3. B D
  4. 4. C E
  5. 5. D E
回答欄 1 2 3 4 5

問題 32 軽油の性状について、次のうち正しいものはどれか。
選択肢
  1. 1. 蒸気比重は1より大きい。
  2. 2. 比重は1より大きい。
  3. 3. 原油を蒸留した際に、最後に残る炭化水素の混合物である。
  4. 4. 発火点はガソリンより高い。
  5. 5. 引火点は20℃以下である。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 33 灯油の性状として、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 霧状になって浮遊するときは、火がつきやすい。
  2. 2. 灯油の中にガソリンを注入しても混ざり合わず、やがて分離する。
  3. 3. 引火点は40℃以上である。
  4. 4. 加熱等により引火点以上に液温が上がったときは、火花等により引火の危険がある。
  5. 5. 流動等により静電気が発生する。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 34 アセトアルデヒドの性状について、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 無色透明の液体である。
  2. 2. 水、アルコールに溶けにくい。
  3. 3. 空気と接触し加圧すると、爆発性の過酸化物をつくることがある。
  4. 4. 熱又は光で分解すると、一酸化炭素とメタンになる。
  5. 5. 常温(20℃)で引火の危険がある。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 35 トルエンの性状について、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 無色透明の液体である。
  2. 2. 金属への腐食性はない。
  3. 3. 濃硝酸と反応し、トリニトロトルエンを生成することがある。
  4. 4. 蒸気は空気より軽い。
  5. 5. 引火点は常温(20℃)以下である。
回答欄 1 2 3 4 5



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