No.106 乙種第4類危険物取扱者 模擬試験


法令

問題 1 法令上、次の文の【  】内に当てはまる語句はどれか。
「アルコール類とは、1分子を構成する炭素の原子の数が【  】までの飽和1価アルコール(変性アルコールを含む)を対象とする。」
選択肢
  1. 1. 2個以上
  2. 2. 1〜3個
  3. 3. 4個以上
  4. 4. 1〜5個
  5. 5. 6個
回答欄 1 2 3 4 5

問題 2 製造所等の区分について、次のうち正しいものはどれか。
選択肢
回答欄 1 2 3 4 5

問題 3 現在、灯油を500 L貯蔵している。これと同一場所に貯蔵した場合、指定数量の倍数が1以上になるものは、次のうちどれか。
選択肢
  1. 1. ガソリン …………………… 90 L
  2. 2. 軽油  ………………………… 400 L
  3. 3. 重油 ………………………… 900 L
  4. 4. アセトン …………………… 100 L
  5. 5. トルエン …………………… 150 L
回答欄 1 2 3 4 5

問題 4 法令上、政令で定められた建築物等から製造所等の外壁又はこれに相当する工作物の外側までの間に一定の距離を保つこととされているが、次の製造所等と建築物等との組合せとして、正しいものはどれか。
ただし、当該建築物等との間に防火上有効な塀は無いものとし、特例基準が適用されるものを除く。 
選択肢
回答欄 1 2 3 4 5

問題 5 法令上、製造所等に設置しなければならない消火設備は、第1種から第5種まで区分されているが、次のうち第3種に該当するものはどれか。
選択肢
  1. 1. 乾燥砂
  2. 2. 泡消火設備
  3. 3. 屋内消火栓設備
  4. 4. スプリンクラー設備
  5. 5. 泡を放射する大型の消火器
回答欄 1 2 3 4 5

問題 6 法令上、製造所等に設ける標識、掲示板について、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 屋外タンク貯蔵所には、危険物の類、品名及び貯蔵最大数量又は取扱最大数量、指定数量の倍数並びに危険物保安監督者の氏名又は職名を表示した掲示板を設けなければならない。
  2. 2. 移動タンク貯蔵所には、「危」と表示した標識を設けなければならない。
  3. 3. 第4類の危険物を貯蔵する地下タンク貯蔵所には、「取扱注意」と表示した掲示板を設けなければならない。
  4. 4. 給油取扱所には、「給油中エンジン停止」と表示した掲示板を設けなければならない。
  5. 5. 第4類の危険物を貯蔵する屋内貯蔵所には、「火気厳禁」と表示した掲示板を設けなければならない。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 7 法令上、製造所等の仮使用について、次のうち正しいものはどれか。
選択肢
  1. 1. 市町村長等の承認を受ける前に、貯蔵し、又は取り扱う危険物の品名、数量又は指定数量の倍数を変更し、仮に使用すること。
  2. 2. 製造所等を変更する場合に、変更工事が終了した部分について、順次市町村長等の承認を受け、仮に使用すること。
  3. 3. 製造所等を変更する場合に、変更工事に係る部分以外の部分において、指定数量以上の危険物を10日以内の期間、仮に使用すること。
  4. 4. 製造所等の位置、構造又は設備を変更する場合に、変更工事に係る部分以外の部分の全部又は一部について、市町村長等の承認を受け、完成検査を受ける前に、仮に使用すること。
  5. 5. 製造所等の譲渡又は引渡がある場合に、市町村長等の承認を受けずに、仮に使用すること。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 8 法令上、市町村長等による、製造所等の使用停止命令の理由に該当しないものは、次のうちどれか。
選択肢
  1. 1. 製造所等で危険物を取り扱う危険物取扱者が免状の書換えをしていない場合。
  2. 2. 危険物保安統括管理者を定めなければならない事業所で、それを定めていない場合。
  3. 3. 設置及び変更に係る完成検査を受けないで、製造所等を全面的に使用した場合。
  4. 4. 危険物保安監督者を定めなければならない事業所で、それを定めていない場合。
  5. 5. 定期点検をしなければならない製造所等において、期間内にこれを行わなかった場合。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 9  法令上、次に掲げる製造所等のうち、定期点検が義務付けられていないものはどれか。
選択肢
  1. 1. 移動タンク貯蔵所
  2. 2. 地下タンク貯蔵所を有する製造所
  3. 3. 地下タンク貯蔵所
  4. 4. 簡易タンク貯蔵所
  5. 5. 地下タンク貯蔵所を有する給油取扱所
回答欄 1 2 3 4 5

問題 10 法令上、製造所等において危険物を取り扱う場合の危険物取扱者の立会いについて、次のうち正しいものはどれか。
選択肢
  1. 1. 危険物施設保安員が危険物を取り扱うときは、すべて立会いを必要としない。
  2. 2. 乙種危険物取扱者が取り扱うことのできない危険物を取り扱うときは、甲種危険物取扱者、又は当該危険物を取り扱うことができる乙種危険物取扱者の立会いが必要である。
  3. 3. 製造所等の従業員が危険物を取り扱うときは、所有者の指示があれば、すべて立会いを必要としない。
  4. 4. 丙種危険物取扱者は、取り扱うことができる危険物の取扱作業に立ち会うことができる。
  5. 5. 危険物取扱者が取り扱うことができる危険物の立会いをするときは、6ヵ月以上の実務経験が必要である。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 11 製造所等における危険物施設保安員の業務について、次のうち法令上義務づけられていないものはどれか。
選択肢
  1. 1. 施設の維持のため、定期点検、臨時点検の実施および記録の保存。
  2. 2. 施設の異常を発見した場合、危険物保安監督者等への連絡と適当な措置。
  3. 3. 危険物の取扱作業の実施に際し、当該作業が貯蔵又は取扱いの技術上の基準等に適合するように、作業者に対し必要な指示を行う。
  4. 4. 火災が発生したとき、または火災発生の危険が著しい場合の応急措置。
  5. 5. 計測装置、制御装置、安全装置等の機能保持のための保安管理。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 12 法令上、免状について、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 免状を亡失又は破損した場合は、免状を交付又は書換えをした都道府県知事に再交付の申請をすることができる。
  2. 2. 免状は、それを取得した都道府県の範囲だけでなく、全国で有効である。
  3. 3. 免状の返納を命じられた者は、その日から起算して6ヵ月を経過しないと免状の交付を受けることができない。
  4. 4. 免状を亡失して再交付を受けた者が亡失した免状を発見した場合は、これを10日以内に免状の再交付を受けた都道府県知事に提出すること。
  5. 5. 免状に記載されている事項に変更が生じたときは、交付した都道府県知事又は居住地、若しくは勤務地を管轄する都道府県知事にその書換えを申請しなければならない。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 13 法令上、移動タンク貯蔵所による危険物の取扱い及び移送について、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 移送する危険物を取り扱うことができる資格をもった危険物取扱者が乗車するとともに危険物取扱者免状を携帯しなければならない。
  2. 2. 移送する者は、移送の開始前に移動貯蔵タンクの底弁、マンホール及び注入口のふた、消火器等の点検を行うこと。
  3. 3. 移動タンク貯蔵所から漏油等災害発生のおそれのある場合は、応急措置を講じるとともに消防機関等に通報しなければならない。
  4. 4. 移動タンク貯蔵所には、完成検査済証、定期点検記録、譲渡・引渡しの届出書等を備え付けておくこと。
  5. 5. 積載型以外の移動貯蔵タンクの容量は50,000L以下とすること。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 14 法令上、危険物の運搬に関する技術上の基準として、危険物を積載する場合の運搬容器を積重ねる高さの制限として定められているものは、次のうちどれか。
選択肢
  1. 1. 1m以下
  2. 2. 2m以下
  3. 3. 3m以下
  4. 4. 4m以下
  5. 5. 5m以下
回答欄 1 2 3 4 5

問題 15 法令上、製造所等において危険物を取り扱う場合は、技術上の基準に従わなければならないが、次のうち正しいものはどれか。
選択肢
  1. 1. 販売取扱所では、運搬容器の基準に適合した容器に収納し、容器入りのままで販売する。
  2. 2. 危険物を容器に詰め替える場合は、規則で定める容器に収納するとともに、防火上安全な場所でない場合は、火災の発生に備えて消火器を準備して行う。
  3. 3. 給油取扱所で給油するときは、自動車等の原動機の部分が敷地内であれば、自動車等の一部が給油空地からはみ出ていてもよい。
  4. 4. 焼却する場合は、安全な場所で、燃焼又は爆発によって他に危害又は損害を及ぼすおそれのない方法であれば、見張り人をつけなくてもよい。
  5. 5. 移動タンク貯蔵所の移動貯蔵タンクから液体の危険物を容器に詰替えできるのは、第4類の特殊引火物に限られている。
回答欄 1 2 3 4 5

物理学・化学

問題 16 燃焼に関する説明として、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 燃焼は、一般に熱と光の発生を伴う。
  2. 2. 燃焼の三要素とは、点火源、可燃物および酸素供給源をいう。
  3. 3. 可燃性固体の燃焼はすべて、融解しながら蒸発し、その蒸気が燃焼する。
  4. 4. 可燃性気体の燃焼は、空気中では空気との混合気体となるか、互いに拡散しながら燃焼する。
  5. 5. 可燃物は、燃焼により安定な酸化物に変わる。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 17 消火について、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 燃焼の三要素のうち1つの要素を取り除けば消火できる。
  2. 2. 窒息効果による消火とは、酸素濃度を低下させて消火することである。
  3. 3. 水は比熱及び気化熱が大きいので、冷却効果が大きい。
  4. 4. セルロイドのように、分子内に酸素を含有している物質は窒息効果による消火が効果的である。
  5. 5. 二酸化炭素消火剤の主な消火効果は窒息である。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 18 引火点の説明として、次のうち正しいものはどれか。
選択肢
  1. 1. 発火点と同じものであるが、その可燃物が気体又は固体の場合は発火点といい、液体の場合は引火点という。
  2. 2. 可燃物を空気中で加熱した場合、火源がなくても自ら燃え出すときの最低の温度をいう。
  3. 3. 可燃性液体の蒸気の発生量が、燃焼範囲の上限値以上を液面上に発生する最低の液温。
  4. 4. 可燃性液体が空気中で着火するのに必要な、最低の濃度の蒸気を液面上に発生する液温をいう。
  5. 5. 可燃物の燃焼温度は、開始時において最も低く、時間の経過とともに高くなっていくが、その炎の燃焼開始時の温度をいう。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 19 次のうち、燃焼の難易に直接関係のないものはどれか。
選択肢
  1. 1. 体膨張率
  2. 2. 空気との接触面積
  3. 3. 熱伝導率
  4. 4. 含水量
  5. 5. 発熱量
回答欄 1 2 3 4 5

問題 20
選択肢
  1. 1. 9 L
  2. 2. 18 L
  3. 3. 45 L
  4. 4. 90 L
  5. 5. 101 L
回答欄 1 2 3 4 5

問題 21 静電気に関する記述として、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. ナイロン、アクリル、ポリエステルなどの合成繊維の衣類は、天然繊維のものに比べて静電気が発生しやすい。
  2. 2. 2つの物体をこすり合わせると、一方の物体から他方の物体へと電子の一部が移動し、電子が不足した物体は正に、電子が過剰にたまった物体は負に帯電する。
  3. 3. 2つの物体をこすり合わせる速度が大きいほど、静電気が発生しやすい。
  4. 4. 接地(アース)には、不導体を用いるのが効果的である。
  5. 5. 不導体は、加湿により帯電を防止できる。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 22 鉄の腐食について、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 酸性域の水中では、水素イオン濃度が高いほど腐食する。
  2. 2. 発煙硫酸に浸すと、不動態被膜を形成する。
  3. 3. アルカリ性のコンクリート中では、腐食は防止される。
  4. 4. 塩分が付着したものは、腐食しやすい。
  5. 5. 水中で鉄と銅が接触していると、鉄の腐食は防止される。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 23 中性子の数が7の原子はどれか。
選択肢
回答欄 1 2 3 4 5

問題 24 次の文の【  】内のA、Bに当てはまる語句の組合せとして正しいものはどれか。
「有機化合物の不飽和化合物のうち、三重結合を1つ含むものを【 A 】という。【 A 】には【 B 】があり、炭化カルシウムと水が反応して【 B 】は発生する。」
選択肢
回答欄 1 2 3 4 5

問題 25 触媒について、次のA〜Dの記述のうち誤っているものの組合せはどれか。
A.触媒は、化学反応後に他の物質に変化している。
B.溶液中の反応で、溶け込んでいるイオンが触媒作用をすることがある。
C.触媒は、化学反応の反応速度を変化させる。
D.反応熱は、触媒の存在により大きくなる。
選択肢
  1. 1. A B
  2. 2. A D
  3. 3. B C
  4. 4. B D
  5. 5. C D
回答欄 1 2 3 4 5

性質

問題 26 危険物の類ごとに共通する性状について、次のうち正しいものはどれか。
選択肢
  1. 1. 第1類の危険物は、可燃性の気体である。
  2. 2. 第2類の危険物は、酸化されやすい可燃性の固体である。
  3. 3. 第3類の危険物は、水と反応しない不燃性の液体である。
  4. 4. 第5類の危険物は、強酸化性の固体である。
  5. 5. 第6類の危険物は、可燃性の固体である。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 27 次の文の【 】内のA〜Cに当てはまる語句の組合せが正しいものはどれか。
「第4類の危険物は【 A 】で、比重は1より【 B 】ものがほとんどで、蒸気比重は1より【 C 】。」
選択肢
回答欄 1 2 3 4 5

問題 28 第4類の危険物の消火方法として、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 粉末消火剤は効果がある。
  2. 2. 二酸化炭素消火剤は効果がある。
  3. 3. 泡消火剤は効果がある。
  4. 4. 棒状の強化液消火剤は効果がある。
  5. 5. ハロゲン化物消火剤は効果がある。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 29 ガソリンを取り扱う場合、静電気による火災を防止するための処置として、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. タンクや容器へ注入するときは、できるだけ流速を小さくした。
  2. 2. 移動貯蔵タンクへ注入するときは、移動貯蔵タンクを絶縁して行う。
  3. 3. 容器等へ注入するホースは、接地導線のあるものを用いた。
  4. 4. 作業衣と作業靴は、帯電防止のものを着用した。
  5. 5. 取り扱う室内の湿度を高くした。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 30 引火性液体の危険物を取り扱う際、静電気による火災を防止する措置として、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 容器等に小分け作業をする場合は、蒸気及びミストを発散させないようにする。
  2. 2. 水を発散するなどして周囲の湿度を上げる。
  3. 3. タンク、容器、配管、ノズル等は、できる限り導電性のもの使用し、導体部分は接地する。
  4. 4. 取扱い作業に従事する作業者の靴及び着衣は、絶縁性のある合成繊維のものを着用する。
  5. 5. 取り扱う場所は、十分な通風と換気を行い、可燃性蒸気の滞留を抑制する。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 31 自動車ガソリンの性状等について、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 発火点は約90℃である。
  2. 2. 引火点は一般に−40℃以下である。
  3. 3. 多種の炭化水素の混合物である。
  4. 4. 比重は1より小さく、非水溶性の液体である。
  5. 5. オレンジ系色に着色されている。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 32 軽油の性状について、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 引火点は45℃以上である。
  2. 2. 比重は1より大きい。
  3. 3. 沸点範囲は水の沸点より高い。
  4. 4. 蒸気比重は1より大きい。
  5. 5. 原油を蒸留する際、灯油に続いて留出される炭化水素の混合物である。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 33 灯油の性状について、次のうち正しいものはどれか。
選択肢
  1. 1. 自然発火しやすい。
  2. 2. 引火点は、40℃以上である。
  3. 3. 発火点は、100℃より低い。
  4. 4. 液温が常温(20℃)では、蒸気は発生しない。
  5. 5. 水によく溶ける。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 34 次のうち、誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 二硫化炭素は、水よりも重く水に溶けにくいので、容器、タンク等に収納したときは水を張って蒸気を抑制する。
  2. 2. 酸化プロピレンは、重合する性質があり、その際熱を発生し、火災、爆発をおこすことがある。
  3. 3. ガソリンを貯蔵するときは、蒸気が滞留しないように、通風換気に注意をする。
  4. 4. アセトアルデヒドは、沸点が高く、燃焼範囲も狭いので、ガソリンより危険性は低い。
  5. 5. 動植物油類は、布などにしみ込んだものを長期間堆積させておくと、酸化、発熱して、自然発火を起すものがある。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 35 メタノールの性状として、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 常温(20℃)で引火する。
  2. 2. アルコール類では分子量が最も小さい化合物である。
  3. 3. 燃焼しても炎の色が淡く、見えないことがある。
  4. 4. 毒性はエタノールより低い。
  5. 5. 沸点は約65℃である。
回答欄 1 2 3 4 5



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