No.116   乙種第4類危険物取扱者 模擬試験


法令

問題 1 消防法上の危険物についての説明として、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 危険物とは、法別表第1の品名欄に掲げる物品で、同表に定める区分に応じ同表の性質欄に掲げる性状を有するものをいう。
  2. 2. 法別表第1の性質欄に掲げる性状の2以上を有する物品の属する品名は、総務省令で定められている。
  3. 3. 危険物はその性質により、第1類から第6類に区分されている。
  4. 4. 危険物は火災危険だけでなく、人体に対する毒性も判断する。
  5. 5. 指定数量とは、危険物の危険性を勘案して政令で定める数量である。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 2 法令上、屋外貯蔵所に貯蔵できるもののみの組合せは、次のうちどれか。
選択肢
  1. 1. トルエン、重油、シリンダー油
  2. 2. 硫黄、軽油、ジエチルエーテル
  3. 3. ギヤー油、アセトン、ジエチルエーテル
  4. 4. 黄リン、カリウム、灯油
  5. 5. アセトン、軽油、引火性固体(引火点0℃以上のもの)
回答欄 1 2 3 4 5

問題 3 法令上、次の危険物を同一場所に貯蔵する場合、指定数量以上となる組合せはどれか。
選択肢
  1. 1. ガソリン100L、灯油400L
  2. 2. 灯油400L、軽油500L
  3. 3. 軽油400L、重油1,000L
  4. 4. 重油1,000L、ガソリン100L
  5. 5. 重油1,000L、灯油400L
回答欄 1 2 3 4 5

問題 4 法令上、次の建築物等のうち、製造所等から一定の距離(保安距離)を保たなければならない旨の規定が設けられていないものは次のうちどれか。
選択肢
  1. 1. 大学校(学校教育法に規定されたもの。)
  2. 2. 使用電圧が66,000Vの特別高圧架空電線
  3. 3. 400人を収容することができる劇場
  4. 4. 病院(医療法に規定されたもの。)
  5. 5. 住居(製造所の存する敷地と同一の敷地内に存するものを除く。)
回答欄 1 2 3 4 5

問題 5 法令上、製造所等に設置する消火設備の区分について、次のA〜Eのうち、第3種消火設備と第4種種消火設備の組合せはどれか。
A.屋内消火栓設備
B.スプリンクラー設備
C.不活性ガス消火設備
D.ハロゲン化物を放射する大型消火器
E.消火粉末を放射する小型消火器
選択肢
  1. 1. A B
  2. 2. B C
  3. 3. C D
  4. 4. D E
  5. 5. A E
回答欄 1 2 3 4 5

問題 6 法令上、製造所等における規制について、次のA〜Cに該当する組合せはどれか。
A.特定の建築物等に保安距離を保たなければならない。
B.貯蔵、取扱う危険物の数量制限がない。
C.特殊引火物の貯蔵が禁止されている。
選択肢
回答欄 1 2 3 4 5

問題 7 法令上、次の【  】内のA、Bに該当する語句の組合せとして正しいものはどれか。
「製造所、貯蔵所又は取扱所の位置、構造又は設備を変更しないで、当該製造所、貯蔵所又は取扱所において貯蔵し、又は取り扱う危険物の品名、数量又は指定数量の倍数を変更しようとする者は、【 A 】に、その旨を【 B 】に届け出なければならない。」
選択肢
回答欄 1 2 3 4 5

問題 8 法令上、製造所等の所有者等に対して、市町村長等が許可の取り消しを命ずることができる事由として、次のA〜Dのうち該当するもののみの組合せはどれか。
A.危険物保安統括管理者を定めなければならない事業所で、それを定めていないとき。
B.設置及び変更に係る完成検査を受けないで、製造所等を全面的に使用したとき。
C.定期点検を行わなければならない製造所等において、定期に点検を行っていないとき。
D.予防規程を制定しなければならない製造所等で、制定していなかったとき。
選択肢
  1. 1. AとB
  2. 2. AとC
  3. 3. BとC
  4. 4. BとD
  5. 5. CとD
回答欄 1 2 3 4 5

問題 9 法令上、製造所等の定期点検について、次のうち正しいものはどれか。ただし、規則で定める漏れの点検及び固定式の泡消火設備に関する点検を除く。
選択肢
  1. 1. 定期点検を行うことができるのは、危険物取扱者のみである。
  2. 2. 定期点検は、危険物の貯蔵及び取扱いの技術上の基準に適合しているかどうかについて実施する。
  3. 3. 製造所、屋内貯蔵所、屋外タンク貯蔵所、屋外貯蔵所、一般取扱所は、指定数量の倍数にかかわらず、点検を行わなければならない。
  4. 4. 移動タンク貯蔵所は、点検を実施しなくてもよい。
  5. 5. 特定の製造所等の所有者等は、定期に点検し、その点検記録を作成し、一定の期間保存しなければならない。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 10 法令上、危険物取扱者と危険物保安監督者について、次のA〜Dのうち、正しいもののみをすべてあげた組合せはどれか。
A.製造所等において甲種危険物取扱者が立会えば危険物取扱者以外の者も危険物を取り扱うことができる。
B.丙種危険物取扱者が危険物保安監督者に選任されることはない。
C.危険物保安監督者を選任・解任したときは、遅滞なく市町村長等に届け出をしなければならない。
D.危険物保安監督者の要件の危険物取扱いの実務経験は、製造所等におけるものに限定されず、その他の場所におけるものも含まれる。
選択肢
  1. 1. A B
  2. 2. A B C
  3. 3. A B D
  4. 4. B C D
  5. 5. C D
回答欄 1 2 3 4 5

問題 11 法令上、免状について、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 免状は、危険物取扱者試験に合格した者に対し都道府県知事が交付する。
  2. 2. 免状を亡失して再交付を受けた者は、亡失した免状を発見したときは、再交付された免状を、交付した市町村長に提出しなければならない。
  3. 3. 免状に記載されている事項に変更が生じたときは、交付した都道府県知事又は居住地もしくは勤務地を管轄する都道府県知事に、書換えを申請しなければならない。
  4. 4. 免状を亡失又は破損した場合は、免状を交付又は書換えをした都道府県知事に再交付の申請をすることができる。
  5. 5. 免状の汚損又は破損により再交付申請をする場合は、申請書に当該汚損、破損の免状を添えて提出しなければならない。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 12 法令上、危険物施設保安員の業務について、誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 施設の維持のための定期点検、臨時点検の実施、記録及び保存をする。
  2. 2. 施設の異常を発見した場合の危険物保安監督者への連絡及び適当な措置をする。
  3. 3. 火災が発生したとき又は火災発生の危険が著しい場合の応急措置をする。
  4. 4. 危険物施設保安員は、危険物の取扱作業にあたり、危険物取扱者に対して必要な指示を与える。
  5. 5. 計測装置、制御装置、安全装置等の機能保持のための保安管理をする。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 13 法令上、危険物の取扱作業の保安に関する講習(以下「講習」という。)について、次の文の下線部分【A】〜【C】のうち誤っているもののみを掲げているものはどれか。
選択肢
  1. 1. A
  2. 2. C
  3. 3. A  B
  4. 4. B  C
  5. 5. A  B  C
回答欄 1 2 3 4 5

問題 14 危険物は、危険性の程度に応じて、危険等級T、危険等級U及び危険等級Vに区分されているが、次のうち、危険等級Uに区分されていないものはどれか。
選択肢
  1. 1. ガソリン
  2. 2. ベンゼン
  3. 3. トルエン
  4. 4. メタノール
  5. 5. 重油
回答欄 1 2 3 4 5

問題 15 法令上、製造所等における危険物の貯蔵、取扱いの技術上の基準について次のうち正しいものはどれか。
選択肢
  1. 1. 屋内貯蔵所において、水中に貯蔵する物品と禁水性の物品を同じ場所に貯蔵するときは、1m以上の間隔を置いて貯蔵する。
  2. 2. 抽出工程においては、抽出罐の外圧が異常に上昇しないようにする。
  3. 3. 乾燥工程においては、危険物の温度を局部的に上昇するように加熱し、短時間に乾燥させる。
  4. 4. 危険物を焼却する場合は、安全な場所で、燃焼又は爆発によって他に危害又は損害を及ぼすおそれのない方法で行い、見張り人をつける。
  5. 5. 危険物は埋没してはならない。
回答欄 1 2 3 4 5

物理学・化学

問題 16 メタノールが完全燃焼したときの化学反応式として、【  】内のA 〜Cに当てはまる数字及び化学式の組合せとして正しいものはどれか。
選択肢
回答欄 1 2 3 4 5

問題 17 次の文の【  】内のA及びBに当てはまる物質の燃焼の仕方について、正しいものはどれか。
「木材、紙などの可燃性固体を加熱すると、可燃性ガスが発生し、それが燃焼することを【 A 】といい、木炭、コークスなどの可燃性固体を加熱すると、赤熱しながら燃焼することを【 B 】という。」
選択肢
回答欄 1 2 3 4 5

問題 18 燃焼及び発火に関する一般的な説明として、次のうち正しいものはどれか。
選択肢
  1. 1. ハロゲン元素を空気に混合しても炭化水素の燃焼に影響を与えない。
  2. 2. 高引火点の可燃性液体でも、綿糸に沁み込むと容易に着火する。
  3. 3. 気化熱が大きい物質ほど、発火又は着火しやすい。
  4. 4. 静電気の発生しやすい物質ほど、激しく燃える。
  5. 5. 水溶性の可燃性液体は非水溶性のそれより燃焼点が低い。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 19 次の文の【A】〜【C】に当てはまる語句の組合せとして正しいものはどれか。
「金属火災の消火剤として【A】がある。この消火剤は、【B】と冷却効果があるといわれている。アルカリ金属やアルカリ土類金属は、種々の物質との反応性が高く、水や【C】の消火剤は適さない。」
選択肢
回答欄 1 2 3 4 5

問題 20 次の文の下線【A】〜【E】のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. A
  2. 2. B
  3. 3. C
  4. 4. D
  5. 5. E
回答欄 1 2 3 4 5

問題 21 静電気に関する記述として、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 物体が電気を帯びることを帯電といい、帯電した物体に分布している、流れのない電気を静電気という。
  2. 2. 種類の違う物質は、こすり合わせると電子の一部が一方から他方へうつり、それぞれ正負の電荷が帯電する。
  3. 3. 電子が不足した物体は負に帯電する。
  4. 4. 物体間で電荷のやりとりがあっても、電気量の総和は変わらない。
  5. 5. 電荷には正電荷と負電荷があり、異種の電荷の間には引力がはたらく。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 22
選択肢
  1. 1. 炭素が完全燃焼するときは【A】、不完全燃焼するときは【B】の式で表される。
  2. 2. 二酸化炭素の1molは、28gである。
  3. 3. 二酸化炭素1分子は、炭素1原子と酸素2原子からなる。
  4. 4. 炭素12gが完全燃焼すると、二酸化炭素32gが生成する。
  5. 5. 【A】【B】両式とも、炭素は吸熱反応により酸化されている。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 23 酸化と還元の説明について、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 物質が酸素と化合することを酸化という。
  2. 2. 化合物が酸素を失うことを、還元という。
  3. 3. 同一反応系において酸化と還元が同時に起こることはない。
  4. 4. 酸化剤は電子を受け取りやすく還元されやすい物質で、酸化数は反応により減少する。
  5. 5. 反応する物質によって酸化剤として作用したり、還元剤として作用したりする物質もある。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 24 物理変化と化学変化について、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. ドライアイスが二酸化炭素(気体)になるのは、化学変化である。
  2. 2. 氷が水になるのは、物理変化である。
  3. 3. 鉄がさびるのは、化学変化である。
  4. 4. ニクロム線に電気を通じると発熱するのは、物理変化である。
  5. 5. 鉛を加熱すると溶けるのは、物理変化である。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 25 金属には塩酸に溶けて水素を発生するものが多いが、次のうち塩酸に溶けないものはどれか。
選択肢
  1. 1. 亜鉛
  2. 2. ニッケル
  3. 3. 白金
  4. 4. 鉄
  5. 5. スズ
回答欄 1 2 3 4 5

性質

問題 26 危険物の性質について、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 同一金属でも、性状、粒度によって危険物になるものと、ならないものがある。
  2. 2. 不燃性の液体及び固体で、酸素を分離し、他を燃焼しやすくするものがある。
  3. 3. 液体の危険物の比重は1より小さいが、固体の危険物の比重はすべて1より大きい。
  4. 4. 危険物には、単体、化合物、混合物の3種類がある。
  5. 5. 多量の酸素を含んでおり、他からの酸素の供給がなくても燃焼するものがある。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 27 静電気による引火のおそれがある危険物を取り扱う場合の火災予防対策として、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 金属製の容器に入れ貯蔵する。
  2. 2. 取り扱う危険物の流速を小さくする。
  3. 3. 危険物を取り扱う機器を接地する。
  4. 4. 床に水を散布し湿度を上げる。
  5. 5. 作業者は、絶縁性の手袋や靴を着用する。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 28 第4類の危険物の一般的な性状について、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 常温(20℃)、常圧(1気圧)で液体であり、蒸気は可燃性である。
  2. 2. 液体の比重は、1より小さいものが多い。
  3. 3. 蒸気は特有の臭気を帯びるものが多い。
  4. 4. 電気の良導体であり、静電気が蓄積されにくい。
  5. 5. 引火の危険性は、引火点が低いほど高い。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 29 第4類の危険物の消火方法として、不適切なものはどれか。
選択肢
  1. 1. 棒状の強化液を放射する消火器を使用した。
  2. 2. ハロゲン化物を放射する消火器を使用した。
  3. 3. 霧状の強化液を放射する消火器を使用した。
  4. 4. 泡を放射する消火器を使用した。
  5. 5. 二酸化炭素を放射する消火器を使用した。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 30 第4類の危険物の貯蔵、取扱いの方法について、次のA〜Dのうち正しいもののみを掲げている組合せはどれか。
A.引火点の低い物質を屋内で取り扱う場合には、室内の温度を引火点以下に保つこと。
B.屋内の可燃性蒸気の滞留するおそれのある場所は、その蒸気を屋外の地表に近い部分に排出する。
C.引火点の低い物質を屋内で取り扱う場合には、換気を十分にする。
D.可燃性蒸気が滞留しやすい場所に設ける電気設備は、防爆構造とする。
選択肢
  1. 1. A B
  2. 2. A C
  3. 3. A D
  4. 4. B C
  5. 5. C D
回答欄 1 2 3 4 5

問題 31 自動車ガソリンの一般的性状について、次のうち正しいもののみを掲げているものはどれか。
A.電気の良導体である。
B.燃焼範囲は、おおむね1〜8 vol%である。
C.引火点は一般に−40℃以下である。
D.暗緑色に着色されている。
選択肢
  1. 1. A B
  2. 2. A C
  3. 3. A D
  4. 4. B C
  5. 5. B D
回答欄 1 2 3 4 5

問題 32 軽油の性状として、次のうちA〜Dの記述のうち、正しいもののみの組合せはどれか。
A.原油を蒸留する際、灯油に続いて留出される炭化水素の混合物である。
B.発火点は、自動車ガソリンより低い。
C.引火点は0℃より低い。
D.比重は1より大きい。
選択肢
  1. 1. A B
  2. 2. A C
  3. 3. B C
  4. 4. B D
  5. 5. C D
回答欄 1 2 3 4 5

問題 33 酢酸について、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 無色透明の液体である。
  2. 2. 強酸で、芳香臭を有する。
  3. 3. 比重は1より大きい。
  4. 4. 引火点は灯油より低い。
  5. 5. 水溶液は腐食性がある。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 34 特殊引火物の性状について、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. アセトアルデヒドは沸点が低く、非常に揮発しやすい。
  2. 2. ジエチルエーテルは特有の臭気があり、燃焼範囲は広い。
  3. 3. 二硫化炭素は無臭の液体で水に溶けやすく、かつ、水より軽い。
  4. 4. 酸化プロピレンは重合反応を起こして大量の熱を発生する。
  5. 5. 二硫化炭素の発火点は100℃以下である。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 35 アセトンについて、誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 揮発性が高い。
  2. 2. エタノール、水に溶けない。
  3. 3. 無色で芳香臭のある液体である。
  4. 4. 液比重は1より小さい。
  5. 5. 蒸気比重は1より大きい。
回答欄 1 2 3 4 5



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