No.122 乙種第4類危険物取扱者 模擬試験


法令

問題 1 法別表第1備考に掲げられている危険物の定義として、次のうち正しいものはどれか。
選択肢
  1. 1. 特殊引火物とは、ジエチルエーテル、二硫化炭素その他1気圧において、発火点が100℃以下のもの又は引火点が−20℃以下で沸点が40℃以下のものをいう。
  2. 2. 第1石油類とは、ガソリン、軽油その他1気圧において引火点が21℃未満のものをいう。
  3. 3. 第2石油類とは、灯油、アセトンその他1気圧において引火点が21℃以上70℃未満のものをいう。
  4. 4. 第3石油類とは、重油、シリンダー油その他1気圧において引火点が70℃以上200℃未満のものをいう。
  5. 5. 第4石油類とは、ギヤー油、クレオソート油その他1気圧において引火点が200℃以上250℃未満のものをいう。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 2 法令上、次の文の【 】内のA及びBに当てはまる語句の組合せとして、正しいものはどれか。
「屋外の場所において第2類の危険物のうち【 A 】、【 A 】のみを含有するもの若しくは引火性固体(引火点が0℃以上のものに限る。)又は第4類の危険物のうち第1石油類(引火点が0℃以上のものに限る。)、【 B 】、第2石油類、第3石油類、第4石油類若しくは動植物油類を貯蔵し、又は取り扱う貯蔵所を屋外貯蔵所という。」
選択肢
回答欄 1 2 3 4 5

問題 3 現在、メタノール400Lとアセトアルデヒド400Lを貯蔵している。これと同一の場所に次の危険物を貯蔵した場合、指定数量の倍数が10になるものは次のうちどれか。
選択肢
  1. 1. アセトン  400 L
  2. 2. ガソリン 1,400 L
  3. 3. トルエン 1,600 L
  4. 4. 軽油 2,000 L
  5. 5. エタノール 2,800 L
回答欄 1 2 3 4 5

問題 4 法令上、次に掲げる製造所等のうち、学校や病院等の建築物等から、一定の距離(保安距離)を保たなければならない旨の規定が設けられていないものはどれか。
選択肢
  1. 1. 給油取扱所
  2. 2. 屋外タンク貯蔵所
  3. 3. 屋外貯蔵所
  4. 4. 屋内貯蔵所
  5. 5. 製造所
回答欄 1 2 3 4 5

問題 5 製造所等に設置する消火設備の区分について、第3種の消火設備に該当しないものは、次のうちどれか。
選択肢
  1. 1. 水蒸気消火設備
  2. 2. 泡消火設備
  3. 3. ハロゲン化物消火設備
  4. 4. スプリンクラー設備
  5. 5. 不活性ガス消火設備
回答欄 1 2 3 4 5

問題 6 法令上、屋内タンク貯蔵所の位置、構造及び設備の技術上の基準として、次のうち正しいものはどれか。ただし、平屋建て以外の屋内タンク貯蔵所を除く。
選択肢
  1. 1. タンク専用室の出入口のしきいの高さは、床面から0.2m以下としなければならない。
  2. 2. 同一のタンク専用室に2以上の屋内貯蔵タンクを設置する場合は、タンク相互間に0.3m以上の間隔を保つこと。
  3. 3. タンク専用室は、屋根を不燃材料で造り、天井を設けないこと。
  4. 4. タンク専用室には窓を設けないこと。
  5. 5. 第4石油類を貯蔵する屋内貯蔵タンクの容量は30,000L以下とすること。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 7 法令上、危険物関係の各種申請の手続方法について、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
回答欄 1 2 3 4 5

問題 8 法令上、製造所等の所有者等が、市町村長等から製造所等の許可を取り消される理由に該当しないものは次のうちどれか。
選択肢
  1. 1. 危険物保安監督者を定めなければならない製造所等において、その者が取り扱うことができる危険物の取扱作業に関して、保安の監督をさせていないとき。
  2. 2. 製造所等の変更の完成検査を受けないで、当該製造所等を使用したとき。
  3. 3. 基準違反の設備に関して、修理、改造又は移転の命令を受けたが、それに従わなかったとき。
  4. 4. 定期点検を行わなければならない製造所等において、定期に点検を行っていないとき。
  5. 5. 市町村長等の許可を受けないで、製造所等の構造を変更したとき。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 9 法令上、製造所等の定期点検について、次のうち正しいものはどれか。ただし、規則で定める漏れの点検及び固定式の泡消火設備に関する点検を除く。
選択肢
  1. 1. 製造所等の所有者が委任していれば、誰でも点検を行うことができる。
  2. 2. 点検は製造所等の位置、構造及び設備が技術上の基準に適合しているかを点検する。
  3. 3. 製造所等の所有者、管理者又は占有者は、定期点検を実施した後、10日以内に結果を市町村長等に提出しなければならない。
  4. 4. 点検の記録は保存しなくてもよい。
  5. 5. 地下タンク貯蔵所は、点検を実施しなくてもよい。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 10 法令上、危険物保安監督者の業務として、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 危険物保安監督者が立会わないと、危険物取扱者以外の者は危険物を取り扱うことができない。
  2. 2. 危険物取扱作業場所での作業者に対して、貯蔵又は取扱いに関する技術上の基準に適合するよう、必要な指示を行う。
  3. 3. 危険物取扱作業場所での作業者に対して、予防規程等に定める保安基準に適合するよう、必要な指示を与える。
  4. 4. 危険物施設保安員を置かない製造所等にあっては、危険物施設保安員の行う業務を危険物保安監督者が行う。
  5. 5. 危険物保安監督者の要件の危険物取扱いの6ヶ月以上の実務経験は、製造所等におけるものに限定される。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 11 法令上、危険物取扱者免状の交付を受けている者が、免状を亡失・滅失若しくは、汚損・破損した場合の再交付の申請について、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 当該免状を交付した都道府県知事に申請することができる。
  2. 2. 当該免状の書換えをした都道府県知事に申請することができる。
  3. 3. 居住地を管轄する都道府県知事に申請することができる。
  4. 4. 免状を破損し再交付を受ける場合は、当該免状を添えて申請しなければならない。
  5. 5. 免状を亡失して再交付を受けた者は、亡失した免状を発見した場合は、これを10日以内に免状の再交付を受けた都道府県知事に提出しなければならない。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 12 法令上、危険物施設保安員の業務として、定められていないものは次のうちどれか。
選択肢
  1. 1. 施設の維持のための定期点検、臨時点検の実施、記録及び保存をする。
  2. 2. 施設の異常を発見した場合の危険物保安監督者への連絡及び適当な措置をする。
  3. 3. 火災が発生したとき又は火災発生の危険が著しい場合の応急措置をする。
  4. 4. 危険物の取扱作業にあたり、危険物取扱者やその他従業員に対して必要な監督指示をする。
  5. 5. 計測装置、制御装置、安全装置等の機能保持のための保安管理をする。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 13 移動タンク貯蔵所による危険物の貯蔵・取扱い及び移送について、次のうち正しいものはどれか。
選択肢
  1. 1. 危険物の移送の際、危険物取扱者の免状は携帯しなくてもよい。
  2. 2. 完成検査済証は、紛失しないように事務所で保管すること。
  3. 3. 移送する者は1ヶ月に1回移動貯蔵タンクの底弁、マンホール及び注入口のふた、消火器等の点検を行うこと。
  4. 4. 移動タンク貯蔵所で危険物を移送する者は移送開始の前に、移送経路を市町村長等に届け出なければならない。
  5. 5. ガソリンを移送する移動タンク貯蔵所には、丙種危険物取扱者が乗車することができる。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 14 指定数量以上の危険物の運搬について、次のうち誤っているものはどれか。   
選択肢
  1. 1. 指定数量以上の危険物を車両で運搬する場合は、その都度、市町村長等に届け出なければならない。
  2. 2. 運搬容器は収納口を上に向けて積載しなければならない。
  3. 3. 運搬容器および包装の外部に危険物の品名、数量等を表示して積載しなければならない。
  4. 4. 運搬する危険物が指定数量以上のときは、危険物運搬車両に「危」の標識と消火設備を設置しなければならない。
  5. 5. 危険物や運搬容器に著しい摩擦や動揺がおきないよう運搬すること。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 15 法令上、給油取扱所(航空機、船舶及び鉄道給油取扱所を除く。)の危険物の取扱いの技術上の基準に適合しないものは、次のうちどれか。
選択肢
  1. 1. 自動車に給油するときは、自動車の原動機を停止させなければならない。
  2. 2. 油分離装置にたまった油は、あふれないように随時くみ上げなければならない。
  3. 3. 自動車に給油するときは、固定給油設備を使用して直接給油しなければならない。
  4. 4. 自動車の一部が給油空地からはみ出たまま給油するときは、防火上の細心の注意を払わなければならない。
  5. 5. 自動車の洗浄を行う場合は、引火点を有する液体の洗剤を使用してはならない。
回答欄 1 2 3 4 5

物理学・化学

問題 16 燃焼等に関する一般的な説明として、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 酸素供給体は必ずしも空気とは限らない。
  2. 2. 可燃物、酸素供給源及び点火源を燃焼の3要素という。
  3. 3. 二酸化炭素は可燃物ではない。
  4. 4. 気化熱や融解熱は点火源になる。
  5. 5. 金属の衝撃火花や静電気の放電火花は点火源になることがある。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 17 次の物質のうち、主な燃焼の仕方が分解燃焼であるものはどれか。
選択肢
  1. 1. ガソリン
  2. 2. 固形アルコール
  3. 3. 木炭
  4. 4. プラスチック
  5. 5. 金属粉
回答欄 1 2 3 4 5

問題 18 次の物質の組合せのうち、混合若しくは接触させたときに発火若しくは爆発しないものはどれか。
選択肢
  1. 1. 硝酸………硫黄
  2. 2. 硝酸カリウム………水
  3. 3. 過酸化水素………メタノール
  4. 4. アンモニア………水銀
  5. 5. アセチレン………銅
回答欄 1 2 3 4 5

問題 19 次の文の【 】内A〜Cに当てはまる語句の組合せとして正しいものはどれか。
「二酸化炭素消火剤の消火原理は、酸素濃度を低下させる【 A 】効果である。【 B 】することにより容易に液化され、高圧ガス容器に充填して設置できる。また、消火剤による機器の汚損がほとんどなく、電気【 C 】に優れているので、電気設備の火災にも適応する。」
選択肢
回答欄 1 2 3 4 5

問題 20
選択肢
  1. 1. 1 mol
  2. 2. 4 mol
  3. 3. 6 mol
  4. 4. 8 mol
  5. 5. 10 mol
回答欄 1 2 3 4 5

問題 21 液体、粉体等のうち、電気の不導体における帯電防止策として、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 設備、装置等に導電性材料を使用する。
  2. 2. 粉体は、加水、加湿する。
  3. 3. 粉体は、よくかくはんする。
  4. 4. 帯電防止剤を添加し、または表面に塗布する。
  5. 5. 液体は流速を小さくする。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 22 混合物は、次のうちどれか。
選択肢
  1. 1. 水
  2. 2. 硫黄
  3. 3. 水素
  4. 4. 硫酸
  5. 5. 灯油
回答欄 1 2 3 4 5

問題 23 次の化学構造式で表される物質の名称として、正しいものはどれか。
選択肢
  1. 1. エタノール
  2. 2. ベンゼン
  3. 3. 酢酸
  4. 4. キシレン
  5. 5. アセトン
回答欄 1 2 3 4 5

問題 24 次の反応のうち、下線を引いた物質が還元されているのはどれか。
選択肢
回答欄 1 2 3 4 5

問題 25 ある液体200gを、温度10℃から35℃まで温めた。このとき必要な熱量はいくらか。この液体の比熱は1.26J/(g・K)である。
選択肢
  1. 1. 2.5kJ
  2. 2. 5.0kJ
  3. 3. 6.3kJ
  4. 4. 10.0kJ
  5. 5. 12.5kJ
回答欄 1 2 3 4 5

性質

問題 26 危険物の性質について、次のうち正しいものはどれか。
選択肢
  1. 1. 危険物には、常温(20℃)に置いて、気体のほか液体又は固体のものがある。
  2. 2. 不燃性の液体及び固体で、酸素を含有しており、加熱、衝撃等で分解して酸素を放出するものがある。
  3. 3. 液体の危険物の比重は1より小さいが、固体の危険物の比重はすべて1より大きい。
  4. 4. 保護駅として、水、二硫化炭素、メタノールを使用するものがある。
  5. 5. 同一の類の危険物に対応する適応消火剤及び消火方法は同じである。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 27 第4類の危険物の一般的な性状について、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 非水溶性の液体が多い。
  2. 2. 蒸気は低所に滞留する。
  3. 3. 引火点を有する液体あるいは気体であり、火源により引火する。
  4. 4. 電気の不良導体であるため静電気を蓄積しやすく、静電気の火花により引火することがある。
  5. 5. 水より軽く、燃焼した際に注水すると水面に広がり、火災を拡大することがある。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 28 静電気により引火するおそれのある危険物を取り扱うときの火災予防対策として、次のA〜Dのうち正しいもののみを掲げているものはどれか。 
A.作業者は絶縁性の高い手袋や履物を着用する。
B.危険物の機器は接地する。
C.危険物を貯蔵容器から他のタンク等に注入するときは、なるべく流速を速くして短時間で行う。
D.床に散水するなどして、室内の湿度を高くする。
選択肢
  1. 1. A B
  2. 2. A C
  3. 3. B C
  4. 4. B D
  5. 5. C D
回答欄 1 2 3 4 5

問題 29 アセトン及びエチルアルコールなど、水溶性液体危険物の火災に、一般の泡消火剤を使用しても効果的でない。その理由として、次のうち正しいものはどれか。
選択肢
  1. 1. 泡が重いため沈むから。
  2. 2. 泡が燃えるから。
  3. 3. 泡が乾いて飛ぶから。
  4. 4. 泡が固まるから。
  5. 5. 泡が消えるから。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 30 次のうち、貯蔵の際、水を張って蒸気の発生を抑制する物質はどれか。
選択肢
  1. 1. アセトアルデヒド
  2. 2. 酸化プロピレン
  3. 3. 二硫化炭素
  4. 4. 酢酸エチル
  5. 5. キシレン
回答欄 1 2 3 4 5

問題 31 自動車ガソリンの性状等について、次のうち正しいものはどれか。
選択肢
  1. 1. 水と混合したものは、下層が水、上層がガソリンに分かれる。
  2. 2. 主成分は、ベンゼンと呼ばれる芳香族炭化水素である。
  3. 3. 常温(20℃)では、液面の近くで静電気が発生しても、引火の危険はない。
  4. 4. 製造工程で、緑色に着色される。
  5. 5. 過酸化水素や硝酸と混合すると、発火の危険性が低くなる。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 32 グリセリンの性状として、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 引火点は20℃より高い。
  2. 2. 比重は1より小さい。
  3. 3. 蒸気比重は1より大きい。
  4. 4. 火薬の原料になる。
  5. 5. 水には溶けるが、エーテルには溶けにくい。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 33 軽油の性状として、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 炭化水素の混合物である。
  2. 2. 沸点は水より低い。
  3. 3. 特有の臭気を有する液体である。
  4. 4. 引火点は45℃以上である。
  5. 5. 酸化剤と混合すると、発火・爆発のおそれがある。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 34 二硫化炭素の性状について、次A〜Eのうち誤っているもののみの組合せはどれか。
A.発火点が90℃と低く、高温の配管などに接触すると発火することがある。
B.点火すると青色の炎を上げて燃える。
C.空気中で長時間放置すると黄色に着色する。
D.燃焼すると有毒の硫化水素を発生する。
E.水によく溶ける。
選択肢
  1. 1. A B
  2. 2. A C
  3. 3. B E
  4. 4. C D
  5. 5. D E
回答欄 1 2 3 4 5

問題 35 トルエンの性状として、次のうち正しいものはどれか。
選択肢
  1. 1. 蒸気比重は1より小さい。
  2. 2. 褐色で、芳香ある液体である。
  3. 3. エタノールや水に溶けない。
  4. 4. 引火点はベンゼンより高い。
  5. 5. 燃焼範囲は1〜60vol%で極めて広い。
回答欄 1 2 3 4 5



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