No.131:乙種第4類危険物取扱者 模擬試験


法令

問題 1 法別表第1備考に掲げられている危険物の定義として、次のうち正しいものはどれか。
選択肢
  1. 1. 特殊引火物とは、ジエチルエーテル、二硫化炭素その他1気圧において、発火点が100℃以下のもの又は引火点が−20℃以下で沸点が40℃以下のものをいう。
  2. 2. 第1石油類とは、ガソリン、軽油その他1気圧において引火点が21℃未満のものをいう。
  3. 3. 第2石油類とは、灯油、アセトンその他1気圧において引火点が21℃以上70℃未満のものをいう。
  4. 4. 第3石油類とは、重油、シリンダー油その他1気圧において引火点が70℃以上200℃未満のものをいう。
  5. 5. 第4石油類とは、ギヤー油、クレオソート油その他1気圧において引火点が200℃以上250℃未満のものをいう。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 2 法令上、次の文の【  】内に当てはまる数字は、次のうちどれか。
「第2種販売取扱所とは、店舗において容器入りのままで販売するため危険物を取り扱う取扱所で、指定数量の倍数が15を超え【  】以下のものをいう。」
選択肢
  1. 1. 20
  2. 2. 30
  3. 3. 40
  4. 4. 50
  5. 5. 60
回答欄 1 2 3 4 5

問題 3 現在、メタノール200Lを貯蔵している。これと同一場所に貯蔵した場合、指定数量以上とみなされるものは、次のうちどれか。
選択肢
  1. 1. ガソリン        90 L
  2. 2. ジエチルエーテル    30 L
  3. 3. 灯油          400 L
  4. 4. 重油          900 L
  5. 5. アセトン        150 L
回答欄 1 2 3 4 5

問題 4 法令上、次に掲げる製造所等のうち、危険物を取り扱う建築物の周囲に、一定の幅の空地を保有しなければならない旨の規定が設けられていないものはどれか。
選択肢
  1. 1. 屋内貯蔵所
  2. 2. 屋内タンク貯蔵所
  3. 3. 屋外貯蔵所
  4. 4. 屋外タンク貯蔵所
  5. 5. 簡易タンク貯蔵所(屋外に設けるもの)
回答欄 1 2 3 4 5

問題 5 法令上、次の製造所等について、その規模、貯蔵し、又は取り扱う危険物の品名、最大数量等にかかわりなく、第5種消火設備のみでよいものはどれか。
選択肢
  1. 1. 製造所
  2. 2. 一般取扱所
  3. 3. 移動タンク貯蔵所
  4. 4. 第2種販売取扱所
  5. 5. 屋内給油取扱所
回答欄 1 2 3 4 5

問題 6 法令上、移動貯蔵タンクの位置、構造及び設備について、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 常置場所は壁、床、はり及び屋根を耐火構造とし、若しくは不燃材料で造った建物の1階又は、屋外の防火上安全な場所とすること。
  2. 2. 移動貯蔵タンクの配管は、先端部に弁等を設けること。
  3. 3. 移動貯蔵タンクの底弁手動閉鎖装置のレバーは、手前に引き倒すことにより閉鎖装置を作動させるものであること。
  4. 4. 移送する者は、移送の開始前に移動貯蔵タンクの底弁、マンホール及び注入口のふた、消火器等の点検を行うこと。
  5. 5. 積載型以外の移動貯蔵タンクの容量は10,000 L以下とすること。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 7 法令上、製造所等の所有者等が市町村長等に届け出なければならないものとして、次の届け出の種類と届け出の期限の組合せで正しいものはどれか。
選択肢
回答欄 1 2 3 4 5

問題 8 法令上、製造所等の所有者等が、市町村長等から製造所等の許可を取り消される理由に該当しないものは次のうちどれか。
選択肢
  1. 1. 危険物保安監督者を定めなければならない製造所等において、その者が取り扱うことができる危険物の取扱作業に関して、保安の監督をさせていないとき。
  2. 2. 製造所等の変更の完成検査を受けないで、当該製造所等を使用したとき。
  3. 3. 基準違反の設備に関して、修理、改造又は移転の命令を受けたが、それに従わなかったとき。
  4. 4. 定期点検を行わなければならない製造所等において、定期に点検を行っていないとき。
  5. 5. 市町村長等の許可を受けないで、製造所等の構造を変更したとき。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 9 法令上、次に掲げる製造所等のうち、貯蔵し、又は取り扱う危険物の数量等に関係なく定期点検が義務づけられているものはどれか。 ただし、製造所で地下タンクのあるものは除く。
選択肢
  1. 1. 製造所
  2. 2. 一般取扱所
  3. 3. 屋内貯蔵所
  4. 4. 移動タンク貯蔵所
  5. 5. 屋外タンク貯蔵所
回答欄 1 2 3 4 5

問題 10 法令上、危険物保安監督者を定めなければならない製造所等は次のうちどれか。
選択肢
  1. 1. 引火点が40℃以上の第4類の危険物のみを取り扱う第2種販売取扱所
  2. 2. 移動タンク貯蔵所
  3. 3. 引火点が40℃以上の第4類の危険物のみを貯蔵し、又は取り扱う屋内タンク貯蔵所
  4. 4. 屋外タンク貯蔵所
  5. 5. 指定数量の倍数が30以下の第4類の危険物のみを貯蔵し、又は取り扱う屋内貯蔵所
回答欄 1 2 3 4 5

問題 11 法令上、危険物取扱者免状の記載事項として、次のうち、誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 氏名及び生年月日
  2. 2. 撮影から10年以内の写真
  3. 3. 居住地の属する都道府県
  4. 4. 免状の交付年月日、交付番号
  5. 5. 免状の種類
回答欄 1 2 3 4 5

問題 12 法令上、危険物の取扱作業の保安に関する講習(以下「講習」という。)について、次の文の【   】内に当てはまる語句はどれか。
ただし、5年前に免状を取得し、これまで1度も講習を受講していない危険物取扱者とする。

「製造所等において危険物の取扱作業に従事する危険物取扱者は、当該取扱作業に従事することとなった【   】に講習を受けなければならない。」
選択肢
  1. 1. その日
  2. 2. 日以後の誕生日から1年後
  3. 3. 日以後の誕生日から1年以内
  4. 4. 日から1年以内
  5. 5. 日以後の最初の4月1日から1年以内
回答欄 1 2 3 4 5

問題 13 法令上、危険物施設保安員の業務として、定められていないものはどれか。
選択肢
  1. 1. 製造所等の構造及び設備を技術上の基準に適合するように維持するため、定期及び臨時の点検を行うこと。
  2. 2. 製造所等の構造及び設備に異常を発見した場合は、危険物保安監督者その他関係のある者に連絡するとともに、状況を判断して適当な措置を講ずること。
  3. 3. 火災が発生したとき又は火災発生の危険性が著しいときは、危険物保安監督者と協力して、応急の措置を講ずること。
  4. 4. 製造所等の計測装置、制御装置、安全装置等の機能が適正に保持されるようこれを保守管理すること。
  5. 5. 予防規程等に定める保安基準に適合するよう、作業者を監督し、必要な指示を与える。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 14 法令上、危険物の運搬に関する技術上の基準について、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 危険物又は危険物を収納した運搬容器に著しい摩擦、動揺が起きないように運搬しなければならない。
  2. 2. 指定数量以上の危険物を運搬する場合、当該車輌に適応する消火設備を備え付けなければならない。
  3. 3. 指定数量以上の危険物を運搬する場合、当該車輌の前後の見やすい位置に指定の標識を掲げなければならない。
  4. 4. 危険物を運搬する場合は、運搬容器、積載方法及び運搬方法についての基準に従わなければならない。
  5. 5. 指定数量以上の危険物を車両で移送する場合、移送の経路等を記載した書面をあらかじめ、関係消防機関に送付しなければならない。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 15 法令上、顧客に自ら自動車等に給油をさせる給油取扱所における取扱いの基準について、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 顧客用固定給油設備以外の固定給油設備を使用して顧客に自ら給油を行わせることができる。
  2. 2. 顧客用固定給油設備の1回の給油量の上限及び給油時間の上限は、顧客の1回あたりの給油量及び給油時間を勘案し、適正な数値に設定しなければならない。
  3. 3. 顧客の給油作業が終了したときは、制御装置を用いてホース機器への危険物の供給を停止し、顧客の給油作業が行えないようにしなければならない。
  4. 4. 非常時その他安全上支障があると認められる場合には、制御装置によりホース機器への危険物の供給を一斉に停止し、給油取扱所内のすべての固定給油設備における危険物の取扱いが行えない状態にしなければならない。
  5. 5. 制御卓において、顧客自らによる給油作業を監視し、制御し、並びに顧客に対し必要な指示を行わなければならない。
回答欄 1 2 3 4 5

物理学・化学

問題 16 次の物質のうち、燃焼の形態が蒸発燃焼であるものはどれか。
選択肢
  1. 1. アルミニウム箔
  2. 2. 木炭
  3. 3. 石炭
  4. 4. ニトロセルロース
  5. 5. 硫黄
回答欄 1 2 3 4 5

問題 17 可燃物の燃焼の難易について、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 加熱されて可燃性ガスが多く発生する物質ほど燃焼しやすい。
  2. 2. 空気との接触面積が広いほど燃焼しやすい。
  3. 3. 周囲の温度が高いほど燃焼しやすい。
  4. 4. 熱伝導率の大きいものほど燃焼しやすい。
  5. 5. 発熱量の大きいものほど燃焼しやすい。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 18
選択肢
  1. 1. 1 Ⅼ
  2. 2. 2 Ⅼ
  3. 3. 3 Ⅼ
  4. 4. 5 Ⅼ
  5. 5. 10 Ⅼ
回答欄 1 2 3 4 5

問題 19 消火方法について、次のうち適切でないものはどれか。
選択肢
  1. 1. 油配管のバルブを閉めて、燃焼している油の供給を止める。
  2. 2. 泡消火剤で燃焼物の表面を覆い、酸素との接触を断つ。
  3. 3. 窒素消火剤は、窒息効果と負触媒作用による抑制効果で燃焼の連鎖反応を抑制する。
  4. 4. 燃焼している水溶性液体に水を注ぐと、液面上の蒸気量が希釈され、蒸気濃度が燃焼範囲の下限界以下になる。
  5. 5. 二酸化炭素消火剤は、燃焼物周辺の酸素濃度を低下させ、窒息効果により消火する。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 20 引火、発火等について、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 同一の可燃性物質においては、一般に発火点の方が引火点よりも高い数値を示す。
  2. 2. 発火点とは、空気中で可燃物を加熱したとき、火源がなくても自ら発火する最低の温度をいう。
  3. 3. 燃焼点とは、可燃性液体が継続して燃焼するのに必要な濃度の蒸気を発生する液温をいう。
  4. 4. 引火点とは、可燃性液体が燃焼範囲の上限界の濃度の蒸気を発生する液温をいう。
  5. 5. 同一の可燃性物質においては、一般に引火点よりも燃焼点の方が高い数値を示す。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 21 静電気の発生等についての説明で、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 2つの固体の摩擦、はく離、衝突などの過程で発生する。
  2. 2. 液体をフィルタでろ過する際に、イオンの吸着現象により発生する。
  3. 3. 固体の破砕などの破壊過程で発生する。
  4. 4. 静電誘導、帯電粒子、イオンの付着により発生する。
  5. 5. 溶解しない粉体と液体を混合し、かくはんする場合、かくはん槽の壁面のみで発生する。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 22 物質の分類で誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 水素は単体である。
  2. 2. 水は化合物である。
  3. 3. 砂糖水は混合物である。
  4. 4. メタノールとエタノールは異性体である。
  5. 5. 酸素とオゾンは同素体である。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 23 炭素が完全燃焼したときの熱化学方程式は次のとおりである。



発生した熱量が788.6 kJだったとするならば、炭素は何g完全燃焼したことになるか。なお、炭素の原子量を12とする。
選択肢
  1. 1. 12g
  2. 2. 24g
  3. 3. 36g
  4. 4. 48g
  5. 5. 60g
回答欄 1 2 3 4 5

問題 24 カルボン酸とアルコールが反応すると、アルコールから水が取れてエステルを生じるが、次のうちエステルでないものはどれか。
選択肢
回答欄 1 2 3 4 5

問題 25  一酸化炭素と二酸化炭素について、共通するものはどれか。
選択肢
  1. 1. 無色、無臭である。
  2. 2. 人体に極めて有毒である。
  3. 3. 石灰水を通すと白濁する。
  4. 4. 空気中で青白い炎をあげて燃焼する。
  5. 5. 生物の呼吸で生成する。
回答欄 1 2 3 4 5

性質

問題 26 危険物の類ごとの性状について、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 第1類の危険物は、固体で他の物質を酸化する。
  2. 2. 第2類の危険物は、火炎により着火しやすい固体である。
  3. 3. 第3類の危険物は、空気中で自然発火し、又は水と接触して発火し、若しくは可燃性ガスを発生する固体である。
  4. 4. 第5類の危険物は、自己反応性があり、加熱等で発熱、分解する固体又は液体である。
  5. 5. 第6類の危険物は、液体で他の物質を酸化する。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 27 静電気による引火のおそれがある危険物を取り扱う場合の火災予防対策として、次A〜Dのうち、正しいものの組合せはどれか。
A.作業者は、絶縁性の手袋や靴を着用する。
B.危険物を取り扱う機器を接地する。
C.取り扱う危険物の流速を速くし、短時間で作業を行う。
D.床に水を散布し湿度を上げる。
選択肢
  1. 1. A B
  2. 2. A C
  3. 3. B C
  4. 4. B D
  5. 5. C D
回答欄 1 2 3 4 5

問題 28 灯油の貯蔵、取扱いについて、次のうち正しいものはどれか。
選択肢
  1. 1. 蒸気は空気より軽いので、換気口は室内の上部に設ける。
  2. 2. 静電気が発生しやすいので、激しい動揺または流動をさける。
  3. 3. 常温(20℃)で分解し、発熱するので、冷所に貯蔵する。
  4. 4. 直射日光により過酸化物を生成するおそれがあるので、容器に日覆いをする。
  5. 5. 空気中の湿気を吸収して、爆発するので、容器に不活性ガスを封入する。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 29 エタノールやアセトンが大量に燃えているときの消火方法として、次のうち最も適切なものはどれか。
選択肢
  1. 1. 乾燥砂を散布する。
  2. 2. 水溶性液体用泡消火剤を放射する。
  3. 3. 膨張ひる石を散布する。
  4. 4. 棒状注水をする。
  5. 5. 一般のたんぱく泡消火剤を放射する。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 30 第2石油類の性状について、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 引火点が20℃以下のものはない。
  2. 2. 比重は1より大きく、水に沈むものがある。
  3. 3. 水に溶けるものがある。
  4. 4. 蒸気比重は1より大きい。
  5. 5. 発火点はすべて、第1石油類より高く、第3石油類より低い。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 31 自動車ガソリンの一般的性状について、次のうち正しいもののみを掲げているものはどれか。
A.引火点は−40℃以下である。
B.燃焼範囲は、おおむね1〜8 vol%である。
C.電気の良導体で、帯電しにくい。
D.緑色に着色されている。
選択肢
  1. 1. A B
  2. 2. A C
  3. 3. A D
  4. 4. B C
  5. 5. C D
回答欄 1 2 3 4 5

問題 32 酢酸の性状として、次のうち正しいものはどれか。
選択肢
  1. 1. 無色無臭の液体である。
  2. 2. 蒸気比重は1より小さい。
  3. 3. 強い腐食性がある有機酸である。
  4. 4. 水と任意の割合で溶解するが、アルコール、エーテルには溶けない。
  5. 5. 引火点は、0℃より低い。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 33 アクリル酸の性状について、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 無色の液体である。
  2. 2. 引火点は0℃より高い。
  3. 3. 重合禁止剤が添加されていないと反応し、発熱し、発火する危険がある。
  4. 4. 酸化性物質と混触すると発火するおそれがある。
  5. 5. エタノール、ジエチルエーテルに溶けない。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 34 灯油、軽油及び重油の性状として、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. いずれも引火点は、常温(20℃)より高い。
  2. 2. いずれも原油から分留されたものである。
  3. 3. いずれも静電気の発生のおそれがある。
  4. 4. いずれも霧状になると火がつきやすい。
  5. 5. いずれも水に不溶で、灯油と軽油は水より軽いが、重油は水より重い。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 35 酢酸エチルの性状について、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 有機溶剤に溶けない。
  2. 2. 引火点は0℃より低い。
  3. 3. 比重は1より小さい。
  4. 4. 果実のような芳香臭がある。
  5. 5. 沸点は100℃より低い。
回答欄 1 2 3 4 5



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