No.127 乙種第4類危険物取扱者 模擬試験


法令

問題 1 法令上の危険物についての説明として、次のうち正しいものはどれか。
選択肢
  1. 1. 危険物は、1気圧において温度20℃で液体又は気体である。
  2. 2. 危険物は火災危険だけでなく、人体に対する毒性危険を判断するための試験を行い判定する。
  3. 3. 指定数量とは、危険物についての危険性を勘案して政令で定める数量である。
  4. 4. 危険物は、法別表第一の品名欄に掲げる物品の他に、市町村条例で定められた物品もある。
  5. 5. 難燃性の合成樹脂も危険物に指定される。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 2 法令上、予防規程に定めなければならない事項に該当しないものは次のうちどれか。
選択肢
  1. 1. 危険物の保安に関する業務を管理する者の職務及び組織に関すること。
  2. 2. 危険物の保安に係る作業に従事する者に対する保安教育に関すること。
  3. 3. 危険物の保安のための巡視、点検及び検査に関すること。
  4. 4. 地震が発生した場合における施設及び設備に対する点検、応急措置に関すること。
  5. 5. 製造所等において発生した火災及び消火のために受けた損害調査に関すること。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 3 現在、灯油200Lを貯蔵している。これと同一場所に貯蔵した場合、指定数量以上とみなされるものは、次のうちどれか。
選択肢
  1. 1. ギヤー油 1,000 L
  2. 2. 軽油 200 L
  3. 3. ガソリン 100 L
  4. 4. 重油 1,600 L
  5. 5. シリンダー油 2,000 L
回答欄 1 2 3 4 5

問題 4 法令上、製造所等から特定の建築物等まで一定の距離(保安距離)又は、製造所等の周囲に保たなければならない空地(保有空地)を保たなければならない旨の規定が設けられているが、いずれにも該当しない製造所等は、次のうちどれか。
選択肢
  1. 1. 屋外タンク貯蔵所
  2. 2. 一般取扱所
  3. 3. 屋内貯蔵所
  4. 4. 給油取扱所
  5. 5. 屋外貯蔵所
回答欄 1 2 3 4 5

問題 5 法令上、次のうち第5種の消火設備に該当しないものはどれか。
選択肢
  1. 1. 膨張ひる石
  2. 2. 泡を放射する大型消火器
  3. 3. 水槽
  4. 4. 膨張真珠岩
  5. 5. 粉末消火剤を放射する小型消火器
回答欄 1 2 3 4 5

問題 6 法令上、地下タンク貯蔵所の設備について、次のうち誤っているものはどれか。ただし、二重殻タンク及び危険物の漏れを防止することができる構造のタンクを除く。
選択肢
  1. 1. 地下貯蔵タンクには、通気管又は安全装置を設けること。
  2. 2. 地下貯蔵タンクには、危険物の量を自動的に表示する装置を設けること。
  3. 3. 液体の危険物の地下貯蔵タンクの注入口は、屋外に設けること。
  4. 4. 地下貯蔵タンクの配管は、当該タンクの頂部以外に取り付けること。
  5. 5. 地下貯蔵タンクの周囲には、当該タンクからの液体の危険物の漏れを検知する設備を設けること。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 7 法令上、製造所等の所有者等が市町村長等に届け出なければならないものとして、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 製造所等の譲渡又は引渡を受けたとき。
  2. 2. 製造所等の位置、構造又は設備を変更しないで、危険物の品名、数量又は指定数量の倍数を変更しようとしたとき。
  3. 3. 危険物保安監督者を解任したとき。
  4. 4. 定期点検を行ったとき。
  5. 5. 製造所等の用途を廃止したとき。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 8 法令上、市町村長等から出される許可の取り消しに、該当しないものは次のうちどれか。
選択肢
  1. 1. 製造所等の施設の一部を無許可で変更したとき。
  2. 2. 設備の完成検査を受けないで屋内貯蔵所を使用したとき。
  3. 3. 地下タンク貯蔵所の定期点検を怠ったとき。
  4. 4. 製造所等に対する、修理、改造又は移転命令に従わなかったとき。
  5. 5. 危険物保安監督者を定めなければならない製造所等で、それを定めていないとき。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 9 法令上、製造所等の定期点検について、次のうち正しいものはどれか。
選択肢
  1. 1. 製造所等の所有者、管理者又は占有者は、定期点検を実施した後、遅滞なくその結果を市町村長等に提出しなければならない。
  2. 2. 製造所等の所有者が委任していれば、誰でも点検を行うことができる。
  3. 3. 定期点検をしなかった場合は、製造所等の許可の取り消しを命じられる場合がある。
  4. 4. 製造所等の危険物の貯蔵、取扱いが技術上の基準に適合しているかを点検する。
  5. 5. すべての地下タンク貯蔵所は、点検を行う必要はない。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 10 法令上、危険物保安監督者の業務として、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 危険物保安監督者が立会わないと、危険物取扱者以外の者は危険物を取り扱うことができない。
  2. 2. 危険物取扱作業場所での作業者に対して、貯蔵又は取扱いに関する技術上の基準に適合するよう、必要な指示を行う。
  3. 3. 危険物取扱作業場所での作業者に対して、予防規程等に定める保安基準に適合するよう、必要な指示を与える。
  4. 4. 危険物施設保安員を置かない製造所等にあっては、危険物施設保安員の行う業務を危険物保安監督者が行う。
  5. 5. 危険物保安監督者の要件の危険物取扱いの実務経験は、製造所等におけるものに限定される。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 11 法令上、危険物取扱者免状の交付を受けている者が、免状を亡失・滅失若しくは、汚損・破損した場合の再交付の申請について、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 当該免状を交付した都道府県知事に申請することができる。
  2. 2. 当該免状の書換えをした都道府県知事に申請することができる。
  3. 3. 居住地を管轄する都道府県知事に申請することができる。
  4. 4. 免状を破損し再交付を受ける場合は、当該免状を添えて申請しなければならない。
  5. 5. 免状を亡失して再交付を受けた者は、亡失した免状を発見した場合は、これを10日以内に免状の再交付を受けた都道府県知事に提出しなければならない。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 12 法令上、危険物の取扱作業の保安に関する講習(以下「講習」という。)について、次の文の【   】内に当てはまる語句はどれか。 ただし、5年前に免状を取得し、これまで1度も講習を受講していない危険物取扱者とする。
「製造所等において危険物の取扱作業に従事する危険物取扱者は、当該取扱作業に従事することとなった【   】に講習を受けなければならない。」
選択肢
  1. 1. その日
  2. 2. 日以後の誕生日から1年後
  3. 3. 日以後の誕生日から1年以内
  4. 4. 日から1年以内
  5. 5. 日以後の最初の4月1日から1年以内
回答欄 1 2 3 4 5

問題 13 法令上の用語について、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
回答欄 1 2 3 4 5

問題 14 法令上、危険物の運搬に関する技術上の基準について、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 指定数量未満の危険物を運搬する場合は、運搬容器、積載方法及び運搬方法についての基準に従わなければならない。
  2. 2. 指定数量以上の危険物を運搬する場合、当該車輌に適応する消火設備を備え付けなければならない。
  3. 3. 指定数量以上の危険物を運搬する場合、当該車輌の前後の見やすい位置に指定の標識を掲げなければならない。
  4. 4. 危険物を収納した運搬容器を積み重ねる場合は、高さ5 m以下としなければならない。
  5. 5. 危険物又は危険物を収納した運搬容器に著しい摩擦、動揺が起きないように運搬しなければならない。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 15 法令上、製造所等においてする危険物の貯蔵及び取扱いのすべてに共通する技術上の基準として、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 製造所等においては、みだりに火気を取り扱ってはならない。
  2. 2. 油分離装置にたまった危険物は、希釈してから排出しなければならない。
  3. 3. 製造所においては、常に整理及び清掃を行うとともに、みだりに空き箱その他の物品を置いてはならない。
  4. 4. 製造所においては、許可若しくは届出に係る品名以外の危険物又は許可若しくは届出に係る数量若しくは指定数量の倍数を超える危険物を貯蔵し、又は取り扱ってはならない。
  5. 5. 危険物を貯蔵し、又は取り扱う建築物その他の工作物又は設備は、当該危険物の性質に応じて、遮光又は換気を行なわなければならない。
回答欄 1 2 3 4 5

物理学・化学

問題 16 燃焼について、次のうち適切でないものはどれか。
選択肢
  1. 1. 窒素が酸素と反応して一酸化二窒素(亜酸化窒素)が生成する反応も燃焼である。
  2. 2. 炭化水素ガスが完全燃焼すると、二酸化炭素と水が生成する。
  3. 3. 空気中の炭化水素ガス濃度が理論混合比より高くなると、炭素は二酸化炭素まで酸化されずに一酸化炭素が生成する。
  4. 4. 鉄がさびるのは酸化反応だが、発光を伴わないので燃焼にはあたらない。
  5. 5. 酸素供給源として、一般的に空気中の酸素が使われるが、分子内に含まれる酸素が使われることもある。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 17 次の文の【  】内のA及びBに当てはまる物質の燃焼の仕方について、正しいものはどれか。
「木材、紙などの可燃性固体を加熱すると、可燃性ガスが発生し、それが燃焼することを【 A 】といい、木炭、コークスなどの可燃性固体を加熱すると、赤熱しながら燃焼することを【 B 】という。」
選択肢
回答欄 1 2 3 4 5

問題 18
選択肢
  1. 1. 2.0 Ⅼ
  2. 2. 3.5 Ⅼ
  3. 3. 4.0 Ⅼ
  4. 4. 4.5 Ⅼ
  5. 5. 7.0 Ⅼ
回答欄 1 2 3 4 5

問題 19 消火方法とその原理の組合せとして、次のうち正しいものはどれか。
選択肢
  1. 1.マグネシウムの火災に乾燥砂をかけて消火した。………………… 抑制効果
  2. 2.ガスコンロの元栓を閉めて火を消した …………………………… 除去効果
  3. 3.有機溶剤の火災にハロゲン化物消火剤を放射して消火した……… 冷却効果
  4. 4.天ぷら油の火災に強化液消火剤を放射して消火した……………… 窒息効果
  5. 5.アルコールランプにふたをして火を消した ……………………… 冷却効果
回答欄 1 2 3 4 5

問題 20
選択肢
  1. 1. A
  2. 2. B
  3. 3. C
  4. 4. D
  5. 5. E
回答欄 1 2 3 4 5

問題 21 静電気の帯電について、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 人体は静電気的には導電性であるが、衣服や履物によって、作業者は絶縁性にもなりうる。
  2. 2. 歩行時は、床面と靴底の摩擦によって静電気が発生するが、床面の仕上材と靴底のいずれかが絶縁性材料である場合、人体に帯電する。
  3. 3. 衣類を着用したとき、人体、下着、上着の間で摩擦が起き、それぞれに静電気が発生する。
  4. 4. いすに着席したとき、いすの背面と座面を摩擦すると静電気が発生し、人体に帯電する。
  5. 5. 人体の近くに帯電した物体がある場合、帯電した物体から静電気が放電した場合のみ、人体は帯電する。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 22 次の物質のうち、互いに立体異性体の組合せはどれか。
選択肢
  1. 1. エタノールとジメチエーテル
  2. 2. 赤リンと黄リン
  3. 3. 斜方硫黄と単斜硫黄
  4. 4. 酸素とオゾン
  5. 5. マレイン酸とフマル酸
回答欄 1 2 3 4 5

問題 23
選択肢
  1. 1. 酸素と銀
  2. 2. 酸素と水素
  3. 3. 水素と銀
  4. 4. 窒素と酸素
  5. 5. 窒素と水素
回答欄 1 2 3 4 5

問題 24 物質の三態間の状態変化について、気体が液体になる変化は次のうちどれか。
選択肢
  1. 1. 蒸発
  2. 2. 凝固
  3. 3. 融解
  4. 4. 昇華
  5. 5. 凝縮
回答欄 1 2 3 4 5

問題 25 分子内にヒドロキシ基(― OH)を含むものはどれか。
選択肢
回答欄 1 2 3 4 5

性質

問題 26 危険物の類ごとの共通する性状について、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 第1類の危険物は、不燃性で比重は1より大きく、水に溶けない非水溶性の固体である。
  2. 2. 第2類の危険物は、比較的低温で着火しやすい可燃性の固体である。
  3. 3. 第3類の危険物は、空気中で自然発火し、又は水と接触して発火し、若しくは可燃性ガスを発生する物質である。
  4. 4. 第5類の危険物は、自ら酸素を含む自己燃焼性の物質で、燃焼速度が速く、加熱、衝撃、摩擦等により発火し、爆発するものが多い。
  5. 5. 第6類の危険物は、酸化力が強く、自らは不燃性であるが有機物と混ぜるとこれを酸化させ、場合によっては着火させることがある。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 27 移動貯蔵タンクから地下タンクへ危険物を注入する際、流出事故をたびたび発生させた。このような事故を防止するための留意事項として、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 注入するときは、必ず注入するタンクの残油量を確認してから行うこと。
  2. 2. 地下タンクへ注入するときは、移動タンクを大地と完全に接地すること。
  3. 3. 地下タンクの計量口は、開放しておくこと。
  4. 4. 移動タンクの給油ホースと注入口の緊結状態を確認すること。
  5. 5. 地下タンクに接続している計量機の使用は中止し、地下タンクの注入口の廻りには、車を近づけないこと。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 28 水溶性液体用泡消火剤を使用しなければならない危険物の組合せは、次のうちどれか。
選択肢
  1. 1. ベンゼン、 ジエチルエーテル
  2. 2. ガソリン、 アセトアルデヒド
  3. 3. ベンゼン、 メタノール
  4. 4. アセトン、 メタノール
  5. 5. 軽油、 酢酸エチル
回答欄 1 2 3 4 5

問題 29 第4類の危険物の一般的性状について、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 水より沸点が高いものがある。
  2. 2. 蒸気は空気とわずかに混合しても燃焼するものが多い。
  3. 3. 20℃で液体だが、10℃では固体のものが存在する。
  4. 4. 20℃では、点火源があればすべて引火する。
  5. 5. 流動等により、静電気が発生しやすい。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 30 ガソリンを取り扱う場合、静電気による火災を防止するための処置として、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. タンクや容器へ注入するときは、できるだけ流速を小さくした。
  2. 2. 移動貯蔵タンクへ注入するときは、移動貯蔵タンクを絶縁して行う。
  3. 3. 容器等へ注入するホースは、接地導線のあるものを用いた。
  4. 4. 作業衣と作業靴は、帯電防止のものを着用した。
  5. 5. 取り扱う室内の湿度を高くした。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 31 自動車ガソリンの一般的性状について、次のうち正しいもののみを掲げているものはどれか。
A. 紫色に着色されている。
B. 引火点は−40℃以下である。
C. 燃焼範囲は、おおむね1〜8 vol%である。
D. 電気の良導体で、帯電しにくい。
選択肢
  1. 1. A B
  2. 2. A C
  3. 3. A D
  4. 4. B C
  5. 5. B D
回答欄 1 2 3 4 5

問題 32 酢酸の性状として、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 無色の液体である。
  2. 2. 水とは任意の割合で溶解する。
  3. 3. 水溶液は腐食性を有する。
  4. 4. 20℃では、引火の危険性がある。
  5. 5. 蒸気は空気より重い。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 33 キシレンの性状として、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 無色の液体である。
  2. 2. 4種の異性体が存在する。
  3. 3. 特有の臭気がある。
  4. 4. 沸点は水より高い。
  5. 5. 水に溶けない。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 34 ジエチルエーテルの性質について、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 蒸気は空気より重い。
  2. 2. 発火点は100℃より高い。
  3. 3. アルコールに溶ける。
  4. 4. 20℃で、引火の危険性はない。
  5. 5. 沸点はとても低い。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 35 アセトンについて、誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 無色の液体である。
  2. 2. 水に不溶で、水に浮く。
  3. 3. 蒸気比重は1より大きい。
  4. 4. 引火点は20℃より低い。
  5. 5. 揮発性が高い。
回答欄 1 2 3 4 5



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