No.130:乙種第4類危険物取扱者 模擬試験


法令

問題 1 法令上、危険物についての説明として、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 危険物は第1類から第6類に区分されている。
  2. 2. 法別表第1の性質欄に掲げる性状の2以上を有する物品の属する品名は規則で定められている。
  3. 3. 危険物についてその危険性を勘案して政令で定められている数量を指定数量という。
  4. 4. 危険物は燃焼危険性だけでなく、人体に対する毒性も判断して分類されている。
  5. 5. 危険物は、1気圧において、温度20℃で気体のものはない。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 2 法令上、予防規程について、次の文のA〜Dのうち正しいもののみの組合せはどれか。
A.製造所等の従業者のみが予防規程を守らなければならない。
B.予防規程が危険物の貯蔵、取扱いの技術上の基準に適合している場合、市町村長等は認可をしなければならない。
C.すべての製造所等の所有者等は予防規程を定めておかなければならない。
D.市町村長等は、火災の予防のため必要があるときは、予防規程の変更を命ずることができる。
選択肢
  1. 1. A B
  2. 2. A C
  3. 3. A D
  4. 4. B D
  5. 5. C D
回答欄 1 2 3 4 5

問題 3 法令上、次の危険物を同一場所に貯蔵する場合、指定数量の倍数が最も大きい組合せはどれか。
選択肢
  1. 1. ガソリン 2,000 L 、 灯油 6,000 L
  2. 2. 灯油 3,000 L 、 重油 5,000 L
  3. 3. 軽油 4,000 L 、 重油 4,000 L
  4. 4. 軽油 5,000 L 、 シリンダー油 3,000 L
  5. 5. ガソリン 2,000 L 、 シリンダー油 6,000 L
回答欄 1 2 3 4 5

問題 4 法令上、危険物施設から一定の距離(保安距離)を保たなければならない対象物として、次のA〜Eのうち、正しいもののみをすべて掲げているものはどれか。
A.重要文化財を保管する倉庫
B.22,000Vの特別高圧架空電線
C.大学
D.病院
E.300人を収容する劇場
選択肢
  1. 1. A B
  2. 2. C D
  3. 3. A C E
  4. 4. B D E
  5. 5. A B C E
回答欄 1 2 3 4 5

問題 5 法令上、次のうち第3種の消火設備に該当しないものはどれか。
選択肢
  1. 1. 水噴霧消火設備
  2. 2. 不活性ガス消火設備
  3. 3. 泡消火設備
  4. 4. 水蒸気消火設備
  5. 5. 屋内消火栓設備
回答欄 1 2 3 4 5

問題 6 法令上、第1種販売取扱所における位置、構造及び設備の基準について、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 建築物の2階に店舗を設置する場合は、床を不燃材料とする。
  2. 2. 店舗の壁を準耐火構造とし、店舗部分とその他の部分との隔壁は、耐火構造とする。
  3. 3. 店舗部分のはりは不燃材料で造り、天井を設ける場合は天井も不燃材料で造る。
  4. 4. 店舗部分の窓又は出入口にガラスを用いる場合は、網入りガラスとすること。
  5. 5. 床は危険物が浸透しない構造とするとともに、適当な傾斜をつけ、かつ、貯留設備を設ける。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 7 法令上、製造所等の所有者等が市町村長等に行う届け出について、誤っているものは、次のうちどれか。
選択肢
  1. 1. 危険物保安監督者を定めたとき。
  2. 2. 定期点検を実施したとき。
  3. 3. 危険物保安統括管理者を定めたとき。
  4. 4. 製造所等の譲渡を受けたとき。
  5. 5. 製造所等を廃止したとき。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 8 法令上、製造所等の所有者等が、市町村長等から製造所等の許可を取り消される理由に該当しないものは次のうちどれか。
選択肢
  1. 1. 製造所等の変更の完成検査を受けないで、当該製造所等を使用したとき。
  2. 2. 基準違反の設備に関して、修理、改造又は移転の命令を受けたが、それに従わなかったとき。
  3. 3. 定期点検を行わなければならない製造所等において、定期に点検を行っていないとき。
  4. 4. 市町村長等の許可を受けないで、製造所等の構造を変更したとき。
  5. 5. 予防規程を定めなければならない製造所等において、これを定めていないとき。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 9 法令上、製造所等の定期点検について、次のうち正しいものはどれか。<BR>ただし、規則で定める漏れの点検及び固定式の泡消火設備に関する点検を除く。
選択肢
  1. 1. 定期点検を行うことができるのは、危険物取扱者のみである。
  2. 2. 定期点検は、危険物の貯蔵及び取扱いの技術上の基準に適合しているかどうかについて実施する。
  3. 3. 特定の製造所等の所有者等は、定期に点検し、その点検記録を作成し、一定の期間保存しなければならない。
  4. 4. 製造所、屋内貯蔵所、屋外タンク貯蔵所、屋外貯蔵所、一般取扱所は、指定数量の倍数にかかわらず、点検を行わなければならない。
  5. 5. 移動タンク貯蔵所は、点検を実施しなくてもよい。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 10 法令上、一定数量以上を貯蔵し又は取り扱うようになる場合、危険物保安統括管理者を選任しなければならない旨の規定が設けられている製造所等として、次のうち正しいものはどれか。
選択肢
  1. 1. 製造所
  2. 2. 給油取扱所
  3. 3. 屋外貯蔵所
  4. 4. 第2種販売取扱所
  5. 5. 屋内タンク貯蔵所
回答欄 1 2 3 4 5

問題 11 法令上、免状について、次のうち正しいものどれか。
選択肢
  1. 1. 免状を亡失したときは、居住地を管轄する都道府県知事に再交付の申請を行うことができる。
  2. 2. 免状を汚損又は破損したときは、当該免状を交付した市町村長等に書換えの申請をしなければならない。
  3. 3. 免状を汚損したときは、再交付を受けることができる。
  4. 4. 法令に違反して免状の返納を命じられた者は、その日から起算して2年を経過しなければ、免状の交付を受けることができない。
  5. 5. 免状を亡失して再交付を受けた者が亡失した免状を発見した場合は、再交付された免状と旧免状を2通持つことができる。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 12 法令上、危険物施設保安員に関する記述について、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 危険物施設保安員は、製造所等の計測装置、制御装置、安全装置等の機能が適正に保持されるようにこれを保安管理しなければならない。
  2. 2. 移送取扱所の場合、規則で定めるものを除き、指定数量の倍数に関係なく、危険物施設保安員を定めなければならない。
  3. 3. 製造所等の所有者等は、危険物施設保安員を危険物取扱者の中から定めて、遅滞なく市町村長等に届け出なければならない。
  4. 4. 危険物施設保安員は、定期及び臨時の点検を行ったときは、点検を行った場所の状況及び保安のために行った措置を記録し、保存しなければならない。
  5. 5. 危険物施設保安員は、火災が発生したとき又は火災発生の危険性が著しいときは、危険物保安監督者と協力して、応急措置を講じなければならない。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 13 法令上、第4類、第1石油類を移送する移動タンク貯蔵所による危険物の貯蔵及び取扱い及び移送について、次のうち正しいものはどれか。
選択肢
  1. 1. 移動タンク貯蔵所には、完成検査済証、点検記録等を備え付けておかなければならない。
  2. 2. 移動タンク貯蔵所で危険物を移送する場合は、移送開始の前に移送経路その他必要な事項を出発地の消防署に送付しなければならない。
  3. 3. 移動タンク貯蔵所で指定数量未満の危険物を移送する場合、乗車する危険物取扱者は免状を携帯しなくてもよい。
  4. 4. 移動タンク貯蔵所で危険物を移送する者で市町村長等の許可を受けた場合、乗車する危険物取扱者は免状を携帯しなくてもよい。
  5. 5. 移送する者は、移送終了後、移動貯蔵タンクの底弁、マンホール及び注入口のふたの点検を行うこと。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 14 法令上、危険物の運搬について次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 運搬容器および包装の外部に危険物の品名、数量等を表示して積載しなければならない。
  2. 2. 運搬する危険物が指定数量以上のときは、適応する消火設備を備えること。
  3. 3. 運搬する危険物が指定数量以上のときは、「危」と表示した標識を、車両の前後見やすい箇所に掲げること。
  4. 4. 危険物や運搬容器に著しい摩擦や動揺がおきないよう運搬すること。
  5. 5. 危険物を積載する場合の運搬容器を積重ねる高さは5m以下とすること。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 15 法令上、危険物の貯蔵の技術上の基準について、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 屋外貯蔵タンクに設けられている防油堤の水抜口は、通常は閉鎖しておかなければならない。
  2. 2. 屋内貯蔵タンクの元弁は、危険物を入れ、又は出すとき以外は閉鎖しておかなければならない。
  3. 3. 地下貯蔵タンクの計量口は、計量するとき以外は閉鎖しておかなければならない。
  4. 4. 簡易貯蔵タンクの通気管は、危険物を入れ、又は出すとき以外は閉鎖しておかなければならない。
  5. 5. 移動貯蔵タンクの底弁は、使用時以外は閉鎖しておかなければならない。
回答欄 1 2 3 4 5

物理学・化学

問題 16 次の物質の組合せのうち、どちらも表面燃焼であるものはどれか。
選択肢
  1. 1. ガソリン 、メタノール
  2. 2. ナフタレン、 金属粉
  3. 3. 硫黄、 木材
  4. 4. 木材、、 木炭
  5. 5. コークス 木炭
回答欄 1 2 3 4 5

問題 17 次のうち燃焼の三要素がそろっている組合せで、正しいものはどれか。
選択肢
  1. 1. ナトリウム、 水素、 炎
  2. 2. 過酸化水素、 酸素、 反応熱
  3. 3. アマニ油 、 酸素、 酸化熱
  4. 4. 硝酸銀、 空気、 紫外線
  5. 5. ガソリン、 窒素、 電気火花
回答欄 1 2 3 4 5

問題 18
選択肢
  1. 1. 1 L
  2. 2. 2 L
  3. 3. 3 L
  4. 4. 4 L
  5. 5. 5 L
回答欄 1 2 3 4 5

問題 19 消火剤と主な消火効果の組合せとして、次のうち正しいものはどれか。
選択肢
  1. 1. 水 ……………………………… 抑制効果
  2. 2. 窒素消火剤 …………………… 抑制効果
  3. 3. ハロゲン化物消火剤 ………… 冷却効果
  4. 4. 二酸化炭素消火剤 …………… 窒息効果
  5. 5. 泡消火剤 ……………………… 抑制効果
回答欄 1 2 3 4 5

問題 20 次の物質のうち、常温(20℃)、常圧の空気中で燃焼するものはどれか。
選択肢
  1. 1. 一酸化炭素
  2. 2. 二酸化硫黄
  3. 3. 二酸化炭素
  4. 4. 窒素
  5. 5. アルゴン
回答欄 1 2 3 4 5

問題 21 静電気について、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 物体間で電荷のやりとりがあると、電気量の総和は減少する。
  2. 2. 物体が電気を帯びることを帯電という。
  3. 3. 湿度が低いほうが帯電しやすい。
  4. 4. 種類の違う物質をこすり合わせると、一部の電子が一方の物体から他方の物体へ移動し、電子を失った物体は正に、電子を受け取った物体は負に帯電する。
  5. 5. 帯電した物体に分布している、流れのない電気を静電気という。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 22 酸と塩基の説明として、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
回答欄 1 2 3 4 5

問題 23 次のうち、イオン化傾向の最も大きいものはどれか。
選択肢
  1. 1. カリウム
  2. 2. 銅
  3. 3. 鉄
  4. 4. 白金
  5. 5. 金
回答欄 1 2 3 4 5

問題 24 80℃の銅1kgを20℃の水に入れたところ、全体の温度は30℃になった。熱の移動は銅と水の間のみで行われ、銅の比熱は0.40J/(g・K)であるとすると、銅から流れ出た熱量はいくらか。
選択肢
回答欄 1 2 3 4 5

問題 25 分子内にヒドロキシ基(― OH)を含むものはどれか。
選択肢
回答欄 1 2 3 4 5

性質

問題 26 危険物の性質について、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 危険物はその形状、粒度により危険物になるものとならないものがある。
  2. 2. 水に触れると発熱し、可燃性ガスを発生するものがある。
  3. 3. 保護液として、水、二硫化炭素、メタノールを使用するものがある。
  4. 4. 酸素を物質中に含有し、加熱衝撃、摩擦等により、発火し、爆発するものがある。
  5. 5. 酸化力が強く、有機物と混ぜるとこれを酸化させ、場合によっては着火させるものがある。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 27 水溶性液体用泡消火剤を使用しなければならない危険物の組合せで、次のA〜Eのうち正しいものはどれか。
A.アセトン、アクリル酸
B.メタノール、酢酸
C.アセトアルデヒド、ガソリン
D.エタノール、トルエン
E.酸化プロピレン、キシレン
選択肢
  1. 1. A B
  2. 2. A C
  3. 3. B D
  4. 4. C E
  5. 5. D E
回答欄 1 2 3 4 5

問題 28 「顧客に給油等をさせる給油取扱所(セルフスタンド)において、給油を行おうと自動車燃料タンクの給油口キャップを緩めた際に、噴出したガソリン蒸気に静電気放電したことによって引火して火災が起こった。」
このような静電気事故を防止するための給油取扱所における静電気対策として、次のうち適切でないものはどれか。
選択肢
  1. 1. 固定給油設備等のホース及びノズルの導通を良好に保つ。
  2. 2. ガソリン蒸気に静電気放電しないように、給油口キャップを開放する前に金属部分に触れないようにする。
  3. 3. 顧客用固定給油設備等のホース機器等の直近及び見やすいところに、「静電気除去」に関する事項を表示する。
  4. 4. 給油取扱所の従業員等は、帯電防止服及び帯電防止靴の着用を励行する。
  5. 5. 地盤面に散水を適時行い、人体等に帯電している静電気を逃がしやすくする。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 29 二硫化炭素を貯蔵する場合は水槽に入れ、水没させるが、その理由として正しいものは次のうちどれか。
選択肢
  1. 1. 可燃物との接触を避けるため。
  2. 2. 水と反応して安定な物質ができるため。
  3. 3. 可燃性蒸気が発生するのを防ぐため。
  4. 4. 不純物の混入を防ぐため。
  5. 5. 空気と接触して爆発性の物質ができるのを防ぐため。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 30 第4類の危険物に共通する一般的な火災予防の方法として、次のうち不適切なものはどれか。
選択肢
  1. 1. 室内で取り扱うときは、蒸気は下に滞留するので低所よりも高所の換気を十分に行う。
  2. 2. 危険物を取り扱う場所においては、みだりに火気を使用しない。
  3. 3. 可燃性蒸気が滞留するおそれのある場所の電気機器は、防爆構造のものとする。
  4. 4. 危険物が入った容器は、熱源を避けて貯蔵する。
  5. 5. 静電気による災害が発生するおそれのあるものの詰替え作業で、容器は電気の伝導性のよい床上に置くか、又は接地する。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 31 自動車ガソリンについて、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 空気中で燃えると、主として二酸化炭素と水になる。
  2. 2. 蒸気比重は空気の3〜4倍重い。
  3. 3. 400℃の高温体に接触すると、発火の原因となることがある。
  4. 4. プラスチック類と長時間接触すると、それらを物性劣化させる原因となることがある。
  5. 5. 燃焼範囲は、0.5〜0.9vol%である。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 32 灯油の性状について、次のうち正しいものはどれか。
選択肢
  1. 1. 自然発火しやすい。
  2. 2. 引火点は、40℃以上である。
  3. 3. 発火点は、100℃より低い。
  4. 4. 液温が常温(20℃)では、蒸気は発生しない。
  5. 5. 水によく溶ける。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 33 キシレンの性状として、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 無色の液体である。
  2. 2. 特有の臭気がある。
  3. 3. 3つの異性体が存在する。
  4. 4. 二硫化炭素によく溶ける。
  5. 5. 蒸気比重は1より小さい。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 34 引火点が低いものから高いものの順になっているものは、次のうちどれか。
選択肢
  1. 1. 酢酸 →  ベンゼン   →  重油
  2. 2. 自動車ガソリン  →  メタノール   →  灯油
  3. 3. 灯油   →  ジエチルエーテル →  アセトン
  4. 4. 二硫化炭素   →  ギヤー油   →  ベンゼン
  5. 5. 軽油   →  酢酸メチル  →  トルエン
回答欄 1 2 3 4 5

問題 35 メタノールとエタノールに共通する性状として、次のうち正しいものはどれか。
選択肢
  1. 1. 沸点は水より低い。
  2. 2. 水に溶けにくい。
  3. 3. 毒性はない。
  4. 4. 引火点は0℃より低い。
  5. 5. 褐色の液体である。
回答欄 1 2 3 4 5



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