No.146 乙種第4類危険物取扱者 模擬試験


法令

問題 1 法令上の危険物についての説明として、次のうち正しいものはどれか。
選択肢
  1. 1. 危険物とは、法別表第1の品名欄に掲げる物品で、同表に定める区分に応じ同表の性質欄に掲げる性状を有するものをいう。
  2. 2. 危険物は、法別表第1の品名欄に掲げる物品の他に、市町村条例で定められた物品もある。
  3. 3. 危険物は火災危険だけでなく、人体に対する毒性危険を判断するための試験を行い判定する。
  4. 4. 難燃性の合成樹脂も危険物に指定される。
  5. 5. 圧縮アセチレンガスや液化石油ガスも、その取扱いが危険なため、危険物として指定されている。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 2 法令上、貯蔵し、又は取り扱う危険物の数量等に関係なく予防規程を定めなければならないものは、次のうちどれか。
選択肢
  1. 1. 屋内貯蔵所
  2. 2. 屋外貯蔵所
  3. 3. 給油取扱所
  4. 4. 製造所
  5. 5. 屋外タンク貯蔵所
回答欄 1 2 3 4 5

問題 3 現在、灯油200Lを貯蔵している。これと同一場所に貯蔵した場合、指定数量以上とみなされるものは、次のうちどれか。
選択肢
  1. 1. ガソリン  100 L
  2. 2. 重油 1,000 L
  3. 3. 軽油  800 L
  4. 4. ギヤー油 1,500 L
  5. 5. ジエチルエーテル   30 L
回答欄 1 2 3 4 5

問題 4 次に掲げる製造所等のうち、危険物を貯蔵し又は取り扱う建築物等の周囲に空地を保有しなければならないものはどれか。
選択肢
  1. 1. 屋内タンク貯蔵所
  2. 2. 簡易タンク貯蔵所(屋外に設置したもの)
  3. 3. 地下タンク貯蔵所
  4. 4. 移動タンク貯蔵所
  5. 5. 第1種販売取扱所
回答欄 1 2 3 4 5

問題 5 法令上、製造所等の面積、危険物の倍数、性状等に関係なく、第5種消火設備のみでよい施設はどれか。
選択肢
  1. 1. 地下タンク貯蔵所
  2. 2. 屋内貯蔵所
  3. 3. 屋外貯蔵所
  4. 4. 製造所
  5. 5. 一般取扱所
回答欄 1 2 3 4 5

問題 6 法令上、販売取扱所の区分並びに、位置、構造及び設備の基準について、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 販売取扱所は、指定数量の倍数が15倍以下の第1種販売取扱所と、指定数量の倍数が15倍を超え40倍以下の第2種販売取扱所に区分される。
  2. 2. 販売取扱所は、建築物の2階に設置できる。
  3. 3. 第1種販売取扱所には、見やすい箇所に第1種販売取扱所である旨を表示した標識及び防火に関し必要な事項を掲示した掲示板を設けなければならない。
  4. 4. 第1種販売取扱所の危険物を配合する室は、床を危険物が浸透しない構造とするとともに、適当な傾斜をつけ、かつ、貯留設備を設けなければならない。
  5. 5. 第2種販売取扱所の延焼のおそれのある部分以外の部分には、窓を設けることができる。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 7 仮使用の説明として、次のうち正しいものはどれか。
選択肢
  1. 1. 仮使用とは、製造所等を変更する場合に、変更工事に係る部分の全部を、市町村長等の承認を得て完成検査前に仮に使用することをいう。
  2. 2. 仮使用とは、製造所等を変更する場合に、工事が終了した部分の全部を仮に使用することをいう。
  3. 3. 仮使用とは、製造所等の設置工事において、工事終了部分の機械装置を完成検査前に試運転することをいう。
  4. 4. 仮使用とは、製造所等を変更する場合に、変更工事に係る部分以外の部分の全部又は一部を、市町村長等の承認を得て完成検査前に仮に使用することをいう。
  5. 5. 仮使用とは、製造所等を変更する場合に、変更工事に係る部分以外の部分の全部又は一部を、消防長又は消防署長の承認を得て完成検査前に仮に使用することをいう。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 8 市町村長等の命令として、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
回答欄 1 2 3 4 5

問題 9 法令上、次に掲げる製造所等のうち、定期点検が義務付けられていないものはどれか。
選択肢
  1. 1. 指定数量の倍数が200以上の屋外タンク貯蔵所
  2. 2. 移動タンク貯蔵所
  3. 3. 地下タンク貯蔵所
  4. 4. 簡易タンク貯蔵所
  5. 5. 地下タンク貯蔵所を有する給油取扱所
回答欄 1 2 3 4 5

問題 10 法令上、免状について、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 免状を亡失又は破損した場合は、免状を交付又は書換えをした都道府県知事に再交付の申請をすることができる。
  2. 2. 免状は、それを取得した都道府県の範囲だけでなく、全国で有効である。
  3. 3. 免状の返納を命じられた者は、その日から起算して2年を経過しないと免状の交付を受けることができない。
  4. 4. 免状を亡失して再交付を受けた者が亡失した免状を発見した場合は、これを10日以内に免状の再交付を受けた都道府県知事に提出すること。
  5. 5. 免状に記載されている事項に変更が生じたときは、交付した都道府県知事又は居住地、若しくは勤務地を管轄する都道府県知事にその書換えを申請しなければならない。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 11 法令上、危険物保安監督者の業務として、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 危険物取扱作業場所での作業者に対して、貯蔵又は取扱いに関する技術上の基準に適合するよう、必要な指示を行う。
  2. 2. 危険物取扱作業場所での作業者に対して、予防規程等に定める保安基準に適合するよう、必要な指示を与える。
  3. 3. 危険物保安監督者が立会わないと、危険物取扱者以外の者は危険物を取り扱うことができない。
  4. 4. 危険物施設保安員を置かない製造所等にあっては、危険物施設保安員の行う業務を危険物保安監督者が行う。
  5. 5. 危険物保安監督者の要件の危険物取扱いの6ヶ月以上の実務経験は、製造所等におけるものに限定される。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 12 法令上、危険物施設保安員の業務として、定められていないものはどれか。
選択肢
  1. 1. 製造所等の構造及び設備を技術上の基準に適合するように維持するため、定期及び臨時の点検を行うこと。
  2. 2. 点検を行ったときは、点検を行った場所の状況及び保安のために行った措置を記録し、消防署に報告すること。
  3. 3. 製造所等の構造及び設備に異常を発見した場合は、危険物保安監督者その他関係のある者に連絡するとともに、状況を判断して適当な措置を講ずること。
  4. 4. 火災が発生したとき又は火災発生の危険性が著しいときは、危険物保安監督者と協力して、応急の措置を講ずること。
  5. 5. 製造所等の計測装置、制御装置、安全装置等の機能が適正に保持されるようこれを保守管理すること。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 13 法令上、移動タンク貯蔵所による自動車ガソリン「以下、ガソリンという」の移送、貯蔵及び取扱いについて、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 移動貯蔵タンクから危険物を貯蔵し、又は取り扱うタンクにガソリンを注入するときは、当該タンクの注入口と移動貯蔵タンクの注入ホースを緊結する。
  2. 2. 移動貯蔵タンクからガソリンを容器に入れるときは、金属製の容器にする。
  3. 3. ガソリンを移動貯蔵タンクに入れ、又は移動貯蔵タンクから出すときは、移動タンク貯蔵所を接地する。
  4. 4. ガソリンを地下専用タンクに注入する場合は移動タンク貯蔵所の原動機を停止して行う。
  5. 5. 移動貯蔵タンクにガソリンを注入するときは、注入管の先端を底部に着けるとともに接地して出し入れを行う。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 14 危険物は、危険性の程度に応じて、危険等級T、危険等級U及び危険等級Vに区分されているが、次のうち、危険等級Uに区分されていないものはどれか。
選択肢
  1. 1. ガソリン
  2. 2. ベンゼン
  3. 3. トルエン
  4. 4. メタノール
  5. 5. 重油
回答欄 1 2 3 4 5

問題 15 法令上、製造所等における危険物の取扱いのうち、消費及び廃棄の技術上の基準として、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 廃油等を廃棄する場合は、焼却以外の方法で行うこと。
  2. 2. 埋没する場合は、危険物の性質に応じて安全な場所で行うこと。
  3. 3. 染色又は洗浄の作業は、可燃性の蒸気が発生するので換気に注意するとともに、廃液をみだりに放置しないで安全に処置すること。
  4. 4. 焼入れ作業は、危険物が危険な温度に達しないようにして行うこと。
  5. 5. バーナーを使用する場合は、バーナーの逆火を防ぎ、かつ、危険物があふれないようにすること。
回答欄 1 2 3 4 5

物理学・化学

問題 16 次の物質のうち、可燃物又は酸素供給源のいずれにも該当しないものはどれか。
選択肢
  1. 1. 過酸化水素
  2. 2. 窒素
  3. 3. 水素
  4. 4. メタン
  5. 5. 一酸化炭素
回答欄 1 2 3 4 5

問題 17 メタノールが完全燃焼したときの化学反応式として、【  】内のA 〜Cに当てはまる数字及び化学式の組合せとして正しいものはどれか。
選択肢
回答欄 1 2 3 4 5

問題 18
選択肢
  1. 1. 1 Ⅼ
  2. 2. 2 Ⅼ
  3. 3. 3 Ⅼ
  4. 4. 5 Ⅼ
  5. 5. 10 Ⅼ
回答欄 1 2 3 4 5

問題 19 水が消火剤としてすぐれている理由を述べた、次の文の【  】内に当てはまる語句として正しいものはどれか。
「水は【     】および比熱が大きいため、冷却効果が大きいので消火剤として適している。」
選択肢
  1. 1. 熱伝導率
  2. 2. 比重
  3. 3. 気化熱
  4. 4. 分子量
  5. 5. 表面張力
回答欄 1 2 3 4 5

問題 20 ヨウ素価について、次の文のA〜Dのうち誤っているもののみの組合せはどれか。
A.油脂100gに付加するヨウ素の質量をg単位で表した数値をヨウ素価という。
B.ヨウ素価の値は、油脂中の不飽和脂肪酸の含有量が大きいほど、また脂肪酸の不飽和度が高いほど小さな数値になる。
C.油脂は、ヨウ素価によって不乾性油、半乾性油、乾性油に分類される。
D.不乾性油は、乾性油、半乾性油にくらべて自然発火しやすい。
選択肢
  1. 1. AとB
  2. 2. AとD
  3. 3. BとC
  4. 4. BとD
  5. 5. CとD
回答欄 1 2 3 4 5

問題 21 静電気により引火するおそれのある液体の危険物を取り扱うときの火災予防対策として、次のA〜Eのうち適切なもののみの組合せはどれか。
A.床面に散水する。
B.作業服、靴、手袋は絶縁性材料のものを使用する。
C.可燃性蒸気が滞留するおそれのある場所では、作業服等の着脱は行わない
D.絶縁性材料のパイプやホースを使用する。
E.パイプ内を流れる危険物の流速を大きくする。
選択肢
  1. 1. AとB
  2. 2. AとC
  3. 3. BとD
  4. 4. CとE
  5. 5. DとE
回答欄 1 2 3 4 5

問題 22 石油からつくられたプラスチックの一般的な特徴について、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 腐食しにくい。
  2. 2. 酸や塩基に侵されやすい。
  3. 3. 成形、加工が容易である。
  4. 4. 電気を通しにくい。
  5. 5. 密度が小さく軽い。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 23 次の表の物質Aから物質Bへ変化するもののうち酸化反応であるものはどれか。
選択肢
回答欄 1 2 3 4 5

問題 24 次の文の【 A 】〜【 C 】に入る用語の組合せとして、正しいものはどれか。
「物質と物質が作用して新しい物質ができる変化を【 A 】という。 また、2種あるいはそれ以上の物質から別の物質が生じることを【 B 】といい、その結果できた物質を【 C 】という。」
選択肢
回答欄 1 2 3 4 5

問題 25 一酸化炭素の性状について、次のA〜Eのうち、誤っているもののみの組合せはどれか。
A.炭素が不完全燃焼したとき生成する。
B.空気中で赤色の炎をあげて燃焼する。
C.水に溶けにくい。
D.有毒である。
E.無色の気体で、特異臭がある。
選択肢
  1. 1. AとC
  2. 2. AとD
  3. 3. BとD
  4. 4. BとE
  5. 5. CとE
回答欄 1 2 3 4 5

性質

問題 26 次の文に該当する危険物はどれか。
「この類の危険物は、酸化性物質で、そのもの自体は不燃性だが、他の物質と反応しやすい酸素を多量に含有しており、加熱、衝撃、摩擦などにより分解し、酸素を放出しやすい固体である。」
選択肢
  1. 1. 第1類の危険物
  2. 2. 第2類の危険物
  3. 3. 第3類の危険物
  4. 4. 第5類の危険物
  5. 5. 第6類の危険物
回答欄 1 2 3 4 5

問題 27 第4類の危険物の火災予防の方法について、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 火気、加熱をさけて貯蔵し取り扱うこと。
  2. 2. 酸化性の物質とは同一の室に貯蔵しないこと。
  3. 3. 可燃性蒸気の発生により内圧が上昇してしまうため、容器にはガス抜き口を設けること。
  4. 4. 静電気が発生するおそれがある場合は、接地して静電気を除去すること。
  5. 5. 発生した蒸気の濃度が、燃焼範囲の下限界より十分低くなるよう換気すること。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 28 二硫化炭素を貯蔵する場合は水槽に入れ、水没させるが、その理由として正しいものは次のうちどれか。
選択肢
  1. 1. 可燃物との接触を避けるため。
  2. 2. 水と反応して安定な物質ができるため。
  3. 3. 可燃性蒸気が発生するのを防ぐため。
  4. 4. 不純物の混入を防ぐため。
  5. 5. 空気と接触して爆発性の物質ができるのを防ぐため。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 29 第4類の危険物には、非水溶性液体用の泡消火剤が適切でないものがあるが、次のA〜Dの危険物のうち、該当するもののみの組合せはどれか。
A.トルエン
B.ベンゼン
C.灯油
D.グリセリン
E.メタノール
選択肢
  1. 1. AとB
  2. 2. AとE
  3. 3. BとC
  4. 4. CとD
  5. 5. DとE
回答欄 1 2 3 4 5

問題 30 舗装道路に流出したガソリンの火災に水噴霧消火設備を使用してはいけない理由として、次の組合せで正しいものはどれか。
A.ガソリンが水に浮き、燃焼面が拡大するから。
B.水滴がガソリンをかき乱し、燃焼を激しくさせるから。
C.水滴がガソリンを飛散させるから。
D.水が側溝を流れ、ガソリンを遠くまで運ぶから。
E.水が沸騰してガソリンを飛散させるから。
選択肢
  1. 1. AとB
  2. 2. AとD
  3. 3. BとC
  4. 4. CとE
  5. 5. DとE
回答欄 1 2 3 4 5

問題 31 自動車ガソリンについて、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 燃焼範囲はおおむね8〜20vol%である。
  2. 2. 比重は1より小さい。
  3. 3. 種々の炭化水素の混合物である。
  4. 4. オレンジ系色に着色されている。
  5. 5. 引火点は一般に−40℃以下である。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 32 灯油の性状として、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 霧状になって浮遊するときは、火がつきやすい。
  2. 2. 灯油の中にガソリンを注入しても混ざり合わず、やがて分離する。
  3. 3. 引火点は40℃以上である。
  4. 4. 加熱等により引火点以上に液温が上がったときは、火花等により引火の危険がある。
  5. 5. 流動等により静電気が発生する。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 33 酢酸について、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 燃焼範囲の下限値は、ガソリンより小さい。
  2. 2. 金属を強く腐食する。
  3. 3. 青い炎をあげて燃焼する。
  4. 4. 水、エタノールに溶ける。
  5. 5. 引火点は20℃より高い。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 34 アセトアルデヒドの性状について、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 沸点は21℃である。
  2. 2. 水、エタノールに溶けない。
  3. 3. 還元性が強い。
  4. 4. 熱又は光で分解すると、一酸化炭素とメタンになる。
  5. 5. 酸化すると酢酸になる。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 35 エタノールの性状として、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 比重は1より小さい。
  2. 2. 蒸気比重は1より大きい。
  3. 3. 水とどんな割合でも溶け合う。
  4. 4. 引火点は40℃より高い。
  5. 5. 発火点は300℃より高い。
回答欄 1 2 3 4 5



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