No.142 乙種第4類危険物取扱者 模擬試験


法令

問題 1 法別表第1で定める動植物油類について、次の文の【  】内のA及びBに当てはまる語句の組合せとして、次のうち正しいものはどれか。
「動植物油類とは、動物の脂肉等又は植物の種子若しくは果肉から抽出したものであって、1気圧において【 A 】が【 B 】℃未満のものをいい、総務省令で定めるところにより貯蔵保管されているものを除く。」
選択肢
回答欄 1 2 3 4 5

問題 2 法令上、予防規程を定めなければならない製造所等の組合せとして、次のうち正しいものはどれか。
選択肢
  1. 1. 製造所、 屋内タンク貯蔵所
  2. 2. 屋内貯蔵所、 地下タンク貯蔵所
  3. 3. 屋内タンク貯蔵所、 屋外貯蔵所
  4. 4. 屋外タンク貯蔵所、 販売取扱所
  5. 5. 製造所、 屋外タンク貯蔵所
回答欄 1 2 3 4 5

問題 3 法令上、同一場所で次の危険物を貯蔵する場合、指定数量の倍数の合計は次のうちどれか。 
ガソリン ……………………… 2,000 L
灯油 …………………………… 6,000 L
エタノール …………………… 2,000 L
選択肢
  1. 1. 6
  2. 2. 12
  3. 3. 18
  4. 4. 21
  5. 5. 23
回答欄 1 2 3 4 5

問題 4 法令上、危険物施設から一定の距離(保安距離)を保たなければならない対象物として、次のA〜Eのうち、正しいもののみをすべて掲げているものはどれか。 
A. 重要文化財を保管する倉庫
B. 22,000Vの特別高圧架空電線
C. 大学
D. 病院
E. 300人を収容することのできる劇場
選択肢
  1. 1. A B
  2. 2. C D
  3. 3. A C E
  4. 4. B D E
  5. 5. A B C E
回答欄 1 2 3 4 5

問題 5 法令上、次のうち第5種の消火設備に該当しないものはどれか。
選択肢
  1. 1. 膨張ひる石
  2. 2. 泡を放射する大型消火器
  3. 3. 水槽
  4. 4. 膨張真珠岩
  5. 5. 粉末消火剤を放射する小型消火器
回答欄 1 2 3 4 5

問題 6 法令上、移動貯蔵タンクの位置、構造及び設備について、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 常置場所は壁、床、はり及び屋根を耐火構造とし、若しくは不燃材料で造った建物の1階又は、屋外の防火上安全な場所とすること。
  2. 2. 移動貯蔵タンクの底弁手動閉鎖装置のレバーは、手前に引き倒すことにより閉鎖装置を作動させるものであること。
  3. 3. 移送する者は、移送を開始する前に移動貯蔵タンクの底弁、マンホール及び注入口のふた、消火器等の点検を行うこと。
  4. 4. 静電気による災害が発生するおそれのある液体の危険物の移動貯蔵タンクには、接地導線を設けなければならない。
  5. 5. 積載型以外の移動貯蔵タンクの容量は10,000 L以下とすること。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 7 法令上、次の文の下線【A】〜【E】のうち、誤っている箇所はどれか。

選択肢
  1. 1. A
  2. 2. B
  3. 3. C
  4. 4. D
  5. 5. E
回答欄 1 2 3 4 5

問題 8 法令上、市町村長等から製造所等の修理、改造又は移転を命ぜられることがある場合として、次のうち正しいものはどれか。
選択肢
  1. 1. 公共の安全の維持、又は災害発生の防止のため、緊急の必要があるとき。
  2. 2. 製造所等の位置、構造又は設備を変更しないで、貯蔵し、又は取り扱う危険物の品名を変更するとき。
  3. 3. 移動タンク貯蔵所において、危険物の移送の基準に違反しているとき。
  4. 4. 製造所等の施設について、位置、構造又は設備の技術上の基準に違反しているとき。
  5. 5. 製造所等において、危険物の貯蔵、取扱いに関する技術上の基準に違反しているとき。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 9 法令上、次に掲げる製造所等のうち、貯蔵し、又は取り扱う危険物の数量等に関係なく定期点検が義務づけられているものはどれか。
ただし、鉱山保安法の規定による保安規定を定めている製造所等、および火薬類取締法の規定による危害予防規程を定めている製造所等は除く。
選択肢
  1. 1. 製造所
  2. 2. 一般取扱所
  3. 3. 屋内貯蔵所
  4. 4. 移動タンク貯蔵所
  5. 5. 屋外タンク貯蔵所
回答欄 1 2 3 4 5

問題 10 法令上、危険物保安監督者について正しいものはどれか。
選択肢
  1. 1. 製造所等において危険物取扱作業に従事している作業者はすべて、危険物保安監督者になることができる。
  2. 2. 甲種危険物取扱者又は、当該危険物を取扱うことができる乙種危険物取扱者のうち、製造所等において実務経験が6ヶ月以上を有する者の中から選任する。
  3. 3. 丙種危険物取扱者は危険物保安監督者になることができる。
  4. 4. 危険物保安統括管理者と危険物施設保安員は、危険物取扱者の資格を有していなくても危険物保安監督者になることができる。
  5. 5. 製造所等の所有者が、甲種危険物取扱者の資格を有していても、自らが危険物保安監督者になることはできない。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 11 危険物取扱者についての記述で、次のうち正しいものはどれか。
選択肢
  1. 1. 甲種危険物取扱者のみが、危険物保安監督者になることができる。
  2. 2. 乙種危険物取扱者は、危険物施設保安員になることができない。
  3. 3. 丙種危険物取扱者は、特定の危険物についてのみ、危険物取扱者以外の者が作業するときの立会いができる。
  4. 4. 危険物施設保安員は、危険物取扱者の立会いがないと定期点検をすることができない。
  5. 5. 製造所等においては、危険物の数量が指定数量未満であっても、危険物取扱者の立会いがないと無資格者は取り扱うことができない。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 12 法令上、給油取扱所の用語について、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
回答欄 1 2 3 4 5

問題 13 法令上、危険物の取扱作業の保安に関する講習について、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 製造所等で、危険物保安監督者に選任されたものは受講の対象者である。
  2. 2. 危険物取扱者であっても、現に危険物の取扱作業に従事していない者は、この講習の受講義務はない。
  3. 3. 免状の交付を受けた都道府県だけでなく、他の都道府県で行われている講習を受講することができる。
  4. 4. 受講義務のある危険物取扱者が受講しなかった場合、免状の返納命令を受けることがある。
  5. 5. 講習は甲種及び乙種危険物取扱者は3年に1回、丙種危険物取扱者は5年に1回、それぞれ受講すること。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 14 法令上、危険物の品名と危険等級の組合せで、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
回答欄 1 2 3 4 5

問題 15 法令上、屋内貯蔵所における危険物の貯蔵の基準で、類を異にする危険物を類ごとにとりまとめて、相互に1m以上の間隔をおけば、同時に貯蔵できるものとして、次のうち正しいものはどれか。
選択肢
  1. 1. 第1類の危険物と第4類の危険物とを貯蔵する場合
  2. 2. 第1類の危険物と第6類の危険物とを貯蔵する場合
  3. 3. 第2類の危険物と第5類の危険物とを貯蔵する場合
  4. 4. 第2類の危険物と第6類の危険物とを貯蔵する場合
  5. 5. 第3類の危険物と第5類の危険物とを貯蔵する場合
回答欄 1 2 3 4 5

物理学・化学

問題 16 固体可燃物の燃焼のしやすい条件として、次の組合せのうち適切なものはどれか。
A. 周囲の温度が高いと着火しやすい。
B. 比表面積(単位重量あたりの酸化表面積)が小さいと着火しやすい。
C. 物質に含まれる水分が多いと着火しやすい。
D. 熱伝導率が小さいと着火しやすい。
選択肢
  1. 1. AとB
  2. 2. AとC
  3. 3. AとD
  4. 4. BとD
  5. 5. CとD
回答欄 1 2 3 4 5

問題 17 次のA〜Eの物質の燃焼形態のうち、正しいものの組合せはどれか。
A. コークス 硫黄 …………………………… 表面燃焼
B. なたね油 木炭 …………………………… 蒸発燃焼
C. 硫黄 アセトアルデヒド ………………… 蒸発燃焼
D. 木材 プラスチック ……………………… 分解燃焼
E. ニトロセルロース アセトン …………… 自己燃焼
選択肢
  1. 1. A とB
  2. 2. B とC
  3. 3. C とD
  4. 4. D とE
  5. 5. A とE
回答欄 1 2 3 4 5

問題 18 燃焼についての一般的な記述として、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 静電気の発生しやすい物質ほど、燃焼が激しい。
  2. 2. 高引火点の可燃性液体でも、綿糸に沁み込むと容易に着火する。
  3. 3. 分解又は蒸発し、可燃性気体が発生しやすい物質ほど燃焼しやすい。
  4. 4. 固体物質に固体の酸化剤が混入すると、可燃物単独よりも燃えやすい。
  5. 5. 拡散燃焼では、酸素の供給が多いと激しく燃える。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 19 消火方法とその原理の組合せとして、次のうち正しいものはどれか。
選択肢
  1. 1. マグネシウムの火災に乾燥砂をかけて消火した。…………… 抑制効果
  2. 2. ガスの元栓を閉めて火を消した ……………………………… 除去効果
  3. 3. 有機溶剤の火災にハロゲン化物消火剤を放射して消火した… 冷却効果
  4. 4. 天ぷら油の火災に強化液消火剤を放射して消火した………… 窒息効果
  5. 5. アルコールランプにふたをして火を消した ………………… 冷却効果
回答欄 1 2 3 4 5

問題 20
選択肢
  1. 1. 16.8 Ⅼ
  2. 2. 22.4 Ⅼ
  3. 3. 56 Ⅼ
  4. 4. 84 Ⅼ
  5. 5. 112 Ⅼ
回答欄 1 2 3 4 5

問題 21 静電気について、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 静電気による火災には、燃焼物に適応した消火法をとる。
  2. 2. 静電気は一般に電気の不導体の摩擦等により発生する。
  3. 3. 容器中の液体をかくはんするときは、流体の流れを小さくする。
  4. 4. 静電気は空気が乾燥している時に発生しやすい。
  5. 5. 静電気の蓄電防止策の一つに、物体を電気的に絶縁する方法がある。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 22 鉄の腐食について、次のうち正しいものはどれか。
選択肢
  1. 1. 鉄が腐食するとき水分と反応して酸素が発生する。
  2. 2. 酸性域の水中では、水素イオン濃度が低いほど腐食しやすい。
  3. 3. アルカリ性のコンクリート中では、腐食は抑制される。
  4. 4. 塩分が付着したものは腐食しにくい。
  5. 5. 水中で鉄と銅が接触していると、銅の方が速く腐食する。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 23 有機化合物の一般的性状について、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 有機化合物の成分元素は、主に炭素、水素、酸素、窒素である。
  2. 2. 有機化合物は、鎖式化合物と環式化合物に大別される。
  3. 3. 有機化合物の多くは、水に溶けにくい。
  4. 4. 有機化合物は、無機化合物に比べて融点または沸点の低いものが多い。
  5. 5. 有機化合物は、一般に不燃性である。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 24 酸化と還元の説明で、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 物質が酸素と化合することを酸化という。
  2. 2. 物質が水素と化合することを還元という。
  3. 3. 化合物が水素を失うことを酸化という。
  4. 4. 酸化物が酸素を失うことを還元という。
  5. 5. 同一反応系において、酸化と還元が同時に起こることはない。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 25 単体、化合物及び混合物について誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 水は、電気分解により酸素と水素に分解するので化合物である。
  2. 2. 硫黄とアルミニウムは、1種類の元素からできているので、単体である。
  3. 3. 赤リンと黄リンは、単体である。
  4. 4. 食塩水は、食塩と水の化合物である。
  5. 5. ガソリンは、種々の炭化水素の混合物である。
回答欄 1 2 3 4 5

性質

問題 26 第1類から第6類の危険物の性状等について、次のうち正しいものはどれか。
選択肢
  1. 1. 危険物には、常温(20℃)において、気体、液体又は固体のものがある。
  2. 2. 多量の酸素を含んでおり、他からの酸素の供給がなくても燃焼するものがある。
  3. 3. 液体の危険物の比重は1より小さいが、固体の危険物の比重はすべて1より大きい。
  4. 4. 保護液として、水、二硫化炭素、メタノールを使用するものがある。
  5. 5. 同一の類の危険物に対する適応消火剤及び消火方法は同じである。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 27 水溶性液体用泡消火剤を使用しなければならない危険物の組合せで、次のA〜Eのうち正しいものはどれか。 
A. アセトン 、アクリル酸
B. メタノール、酢酸
C. アセトアルデヒド、ガソリン
D. エタノール、トルエン
E. 酸化プロピレン、キシレン
選択肢
  1. 1. AとB
  2. 2. AとC
  3. 3. BとD
  4. 4. CとE
  5. 5. DとE
回答欄 1 2 3 4 5

問題 28 第4類の危険物の火災における消火効果等について、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 水溶性の危険物の火災には、棒状の強化液消火剤の放射が最も効果的である。
  2. 2. 乾燥砂は、小規模の火災に効果的である。
  3. 3. 初期消火には、霧状の強化液消火剤が効果的である。
  4. 4. 泡を放射する小型の消火器は、小規模の火災に効果的である。
  5. 5. 一般に注水による消火は不適切である。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 29 移動タンク貯蔵所から給油取扱所の地下専用タンクに危険物を注入していたら突然発火した。
安全対策として、次のうち適切でないものはどれか。
選択肢
  1. 1. 移動タンク貯蔵所に設置してある接地導線を、給油取扱所の専用タンクに設置してある接地端子に取付ける。
  2. 2. 注入するときは、必ず注入するタンクの残油量を確認してから行う。
  3. 3. 注入する危険物の、配管やホースの中の流速速度を小さくする。
  4. 4. 作業時の服装は、電気導電性のよい衣類や靴を着用していたので、静電気が発生しやすかった。
  5. 5. 地盤面への散水を行い、人体等に帯電した静電気が漏えいしやすい環境をつくる。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 30 第4類の危険物の一般的な性状について、次のうち正しいものはどれか。
選択肢
  1. 1. 0℃では、すべて液体である。
  2. 2. 比重は1より大きいものが多い。
  3. 3. 水に溶けないものが多い。
  4. 4. 電気の良導体であり、静電気が蓄積されにくい。
  5. 5. 蒸気比重は1より小さく、可燃性蒸気は低所に滞留しない。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 31 自動車ガソリンの一般的性状について、次のA〜Eのうち、誤っているもののみを掲げているものはどれか。
A. 揮発性が高く、蒸気比重は1より大きい。
B. 燃えやすく、沸点まで加熱すると発火する。
C. 電気の不導体で静電気が発生しやすい。
D. 燃焼範囲の上限界は10vol %を超える。
E. 引火点が低く、冬の屋外でも引火の危険性がある。
選択肢
  1. 1. AとB
  2. 2. BとD
  3. 3. CとD
  4. 4. DとE
  5. 5. CとE
回答欄 1 2 3 4 5

問題 32 酢酸の性質として、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 高濃度の酢酸は低温で氷結するので、氷酢酸とも呼ばれる。
  2. 2. ベンゼン、エタノールに溶ける。
  3. 3. 粘性が高く、水には溶けない。
  4. 4. エタノールと反応して、酢酸エステルを生じる。
  5. 5. 金属を強く腐食する。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 33 第4石油類の性状および用途について、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 切削油は金属の切削加工を行う際に、摩擦抑制と冷却のために使用する油で、加工時に注入量が少ないと摩擦熱で発火することがある。
  2. 2. 引火点が高いので、加熱しない限り引火の危険性はない。
  3. 3. 金属の焼入れをするとき、高温状態の金属を熱処理油で冷却するが、その際、熱い金属を素早く熱処理油に入れないと着火することがある。
  4. 4. 着火した場合は、温度を下げる効果を狙い、棒状注水する方法が最も良い。
  5. 5. 潤滑油や可塑剤として利用されている。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 34 ジエチルエーテルの性質について、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 蒸気は空気より重い。
  2. 2. 発火点は100℃より高い。
  3. 3. アルコールに溶ける。
  4. 4. 20℃で、引火の危険性はない。
  5. 5. 沸点はとても低い。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 35 ベンゼンの性状として、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 芳香族炭化水素で、無色透明の液体である。
  2. 2. 気温が0℃以下の冬季などは、固化することがある。
  3. 3. 温度20℃で引火する。
  4. 4. 水にほとんど溶けない。
  5. 5. 沸点は100℃より高い。
回答欄 1 2 3 4 5



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