No.141 乙種第4類危険物取扱者 模擬試験


法令

問題 1 消防法上の危険物についての説明として、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 危険物とは、法別表第1の品名欄に掲げる物品で、同表に定める区分に応じ同表の性質欄に掲げる性状を有するものをいう。
  2. 2. 危険物の状態は、温度20℃で固体又は液体である。
  3. 3. 危険物を含有する物質であっても、政令で定める試験において政令で定める性状を示さなければ危険物には該当しない。
  4. 4. 危険物はその性質により、第1類から第6類に区分されている。
  5. 5. 不燃性又は難燃性でない固体の合成樹脂製品は危険物に該当する。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 2 法令上、予防規程について、次の文の下線部分【A】〜【D】のうち誤っているものをすべて掲げているものはどれか。
選択肢
  1. 1. A B
  2. 2. B C
  3. 3. C D
  4. 4. A D
  5. 5. A C
回答欄 1 2 3 4 5

問題 3 法令上、次の品名・性質の危険物6,000Lと指定数量の倍数の組合せとして、正しいものはどれか。
選択肢
回答欄 1 2 3 4 5

問題 4 法令上、次の建築物等のうち、製造所等から一定の距離(保安距離)を保たなければならない旨の規定が設けられていないものは次のうちどれか。
選択肢
  1. 1. 小学校(学校教育法に規定されたもの。)
  2. 2. 使用電圧が6,600Vの高圧架空電線
  3. 3. 30人を収容する老人福祉施設(老人福祉法に規定されたもの。)
  4. 4. 400人を収容する演芸場
  5. 5. 住居(製造所の存する敷地と同一の敷地内に存するものを除く。)
回答欄 1 2 3 4 5

問題 5 消火設備について、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 屋内消火栓設備は、第1種消火設備である。
  2. 2. 泡消火設備は、第2種消火設備である。
  3. 3. 乾燥砂は第5種消火設備である。
  4. 4. 地下タンク貯蔵所には、第5種の消火設備を2個以上設ける。
  5. 5. 電気設備に対する消火設備は、電気設備のある場所の面積100uごとに1個以上設ける。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 6 法令上、第1種販売取扱所における位置、構造及び設備の基準について、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 店舗は、建築物の1階に設置しなければならない。
  2. 2. 建築物の店舗部分は、壁を準耐火構造とし、店舗部分とその他の部分との隔壁は、耐火構造とする。
  3. 3. 店舗部分のはりは不燃材料で造り、天井を設ける場合は天井も不燃材料で造る。
  4. 4. 店舗部分に上階がある場合は、上階の床を不燃材料とし、上階がない場合は、屋根を耐火構造、又は不燃材料で造る。
  5. 5. 床は危険物が浸透しない構造とするとともに、適当な傾斜をつけ、かつ、貯留設備を設ける。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 7 次の文の【 】内のA〜Cに当てはまる語句の組合せとして、正しいものはどれか。
「製造所等(移送取扱所を除く。)を設置しようとする者は、消防本部及び消防署を置く市町村の区域にあっては【 A 】、その他の区域にあっては当該区域を管轄する【 B 】の許可を受けなければならない。 これは設置計画に対する許可であるので、工事完了後に【 C 】を受け、許可どおり設置されているかどうか確認を受けなければならない。」
選択肢
回答欄 1 2 3 4 5

問題 8 法令違反に対し、市町村長等から発令される命令として、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 製造所等を設置し、完成検査を受けないで当該製造所等を使用したときは、使用の停止を命ぜられる。
  2. 2. 許可を受けないで、製造所等の位置、構造又は設備を変更したときは、仮使用承認申請の提出を命ぜられる。
  3. 3. 製造所等以外の場所で、仮貯蔵又は仮取扱いの承認を受けないで、指定数量以上の危険物を貯蔵し、又は取り扱っている場合は、当該危険物の除去その他危険物による災害防止のための必要な措置をすることを命ぜられる。
  4. 4. 製造所等の位置、構造及び設備が技術上の基準に適合していないときはこれらを修理し、改造し、又は移転することを命ぜられる。
  5. 5. 製造所等において、危険物の貯蔵又は取扱いの方法が技術上の基準に違反しているときは、当該基準に適合するよう貯蔵し、又は取り扱うよう命ぜられる。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 9 法令上、製造所等の定期点検について、次のうち正しいものはどれか。
選択肢
  1. 1. 点検記録には、点検をした製造所等の名称、点検の方法及び結果、点検年月日及び点検を行った危険物取扱者等の氏名を記載しなければならない。
  2. 2. 危険物施設保安員は、定期点検を行うことはできない。
  3. 3. 定期点検は、原則として3年に1回行わなければならない。
  4. 4. 屋内タンク貯蔵所は、定期点検を行わなければならない。
  5. 5. 簡易タンク貯蔵所は、定期点検を行わなければならない。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 10 法令上、危険物取扱者が免状を携帯しなければならないものは、次のうちどれか。
選択肢
  1. 1. 製造所等で、危険物取扱者でない者の危険物の取扱いの立会いをしているとき。
  2. 2. 危険物を移送するため、移動タンク貯蔵所に乗車しているとき。
  3. 3. 製造所等で、定期点検を実施しているとき。
  4. 4. 給油取扱所で、自動車等の給油作業に従事しているとき。
  5. 5. 指定数量以上の危険物を車両で運搬しているとき。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 11 法令上、貯蔵し、又は取り扱う危険物の品名、指定数量の倍数等にかかわりなく、危険物保安監督者を選任しなくてもよい製造所等は、次のうちどれか。
選択肢
  1. 1. 移動タンク貯蔵所
  2. 2. 製造所
  3. 3. 屋内タンク貯蔵所
  4. 4. 給油取扱所
  5. 5. 移送取扱所
回答欄 1 2 3 4 5

問題 12 法令上、危険物の取扱作業の保安に関する講習について、次のうち正しいものはどれか。
選択肢
  1. 1. 危険物施設保安員は、すべてこの講習を受けなければならない。
  2. 2. 危険物保安監督者に選任された危険物取扱者のみが、この講習を受けなければならない。
  3. 3. 危険物取扱者であっても、現に危険物の取扱作業に従事していない者は、保安講習の受講義務はない。
  4. 4. 危険物取扱者はすべてこの講習を受けなければならない。
  5. 5. 現に危険物の取扱作業に従事している者で、法令に違反した者のみが受けなければならない。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 13 法令上、移動タンク貯蔵所に備え付けておかなければならない書類として、次のうち該当しないものはどれか。
選択肢
  1. 1. 完成検査済証
  2. 2. 設置許可書
  3. 3. 定期点検記録
  4. 4. 危険物の品名、数量又は指定数量の倍数の変更届出書
  5. 5. 譲渡・引渡しの届出書
回答欄 1 2 3 4 5

問題 14 法令上、危険物の運搬について、次のうち正しいものはどれか。
選択肢
  1. 1. 危険物の運搬は、危険物取扱者が行わなければならない。
  2. 2. 危険物の混載は、一切禁じられている。
  3. 3. 指定数量以上の危険物を車両で運搬する場合には、当該危険物に適応する消火設備を備え付けなければならない。
  4. 4. 運搬容器の構造等に関する基準はあるが、積載方法についての基準はない。
  5. 5. 指定数量以上の危険物を車両で運搬する場合には、市町村長等の許可を受けなければならない。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 15 法令上、給油取扱所においてガソリンを詰め替え販売する場合、消防法令の基準に適合した容器でなければならないが、取扱基準として、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 給油取扱所において、最大容積が18Lのプラスチック容器にガソリンを入れて販売することはできない。
  2. 2. 顧客に自ら給油等をさせる給油取扱所(セルフスタンド)において、顧客用固定給油設備を使用して、顧客自らが容器にガソリンを詰め替えることができる。
  3. 3. 給油取扱所においてガソリンを販売するため容器に詰め替えるときは、顧客の本人確認をしなければならない。
  4. 4. 給油取扱所においてガソリンを販売するため容器に詰め替えるときは、顧客に使用目的の確認をしなければならない。
  5. 5. 給油取扱所においてガソリンを販売するため容器に詰め替えるときは、その販売記録を作成しなければならない。
回答欄 1 2 3 4 5

物理学・化学

問題 16 可燃性液体の燃焼形態について、次のうち正しいものはどれか。
選択肢
  1. 1. 液体の表面から発生した蒸気が、空気と混合して燃焼する。
  2. 2. 液体は蒸発せず、液面が空気と接触して燃焼する。
  3. 3. 液体の内部で燃焼し、燃焼生成物が炎となって液面に現われる。
  4. 4. 液体が熱により分解し、発生した可燃性ガスが燃焼する。
  5. 5. 液体内部に空気を吸収しながら燃焼する。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 17 燃焼についての一般的な説明として、次A 〜Dのうち誤っているもののみの組合せはどれか。
A.燃焼とは、熱と光の発生をともなう酸化反応のことをいう。
B.燃焼が起こるためには、可燃性物質、酸素供給源、点火源の3つが同時に存在する必要がある。
C.窒素が酸素と反応して一酸化二窒素(亜酸化窒素)になる酸化反応も燃焼である。
D.酸素供給源として分子内に含まれる酸素が使われることはない。
選択肢
  1. 1. A B
  2. 2. B C
  3. 3. C D
  4. 4. D B
  5. 5. A B D
回答欄 1 2 3 4 5

問題 18 次の燃焼範囲の危険物を100Lの空気と混合させ、その均一な混合気体に電気火花を発すると、燃焼可能な蒸気量はどれか。
燃焼下限値 1.3 vol % 
    燃焼上限値 7.1 vol %
選択肢
  1. 1. 1 L
  2. 2. 5 L
  3. 3. 10 L
  4. 4. 15 L
  5. 5. 20 L
回答欄 1 2 3 4 5

問題 19 消火剤について、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. ハロゲン化物消火剤は、負触媒作用による抑制効果が大きい。
  2. 2. 水は比熱及び気化熱が大きいため、冷却効果が大きい。
  3. 3. リン酸塩類を主成分とする消火粉末は、油火災と電気火災に適応するが、木材の火災には適応しない。
  4. 4. 二酸化炭素は空気より重いので、低所に滞留し窒息消火する。
  5. 5. 強化液は霧状にして放射する場合、蒸気による窒息作用と抑制効果により、電気火災にも適用する。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 20 次の有機化合物の気体1molを空気中で完全燃焼させた場合、最も酸素量が多く必要なものはどれか。
選択肢
回答欄 1 2 3 4 5

問題 21 静電気の発生等についての説明で、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 2つの固体の摩擦、はく離、衝突などの過程で発生する。
  2. 2. 液体をフィルタでろ過する際に、イオンの吸着現象により発生する。
  3. 3. 固体の破砕などの破壊過程で発生する。
  4. 4. 静電誘導、帯電粒子、イオンの付着により発生する。
  5. 5. 溶解しない粉体と液体を混合し、かくはんする場合、かくはん槽の壁面のみで発生する。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 22 物理変化と化学変化について、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. ドライアイスが二酸化炭素(気体)になるのは、化学変化である。
  2. 2. 氷が水になるのは、物理変化である。
  3. 3. 鉄がさびるのは、化学変化である。
  4. 4. ニクロム線に電気を通じると発熱するのは、物理変化である。
  5. 5. 鉛を加熱すると溶けるのは、物理変化である。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 23 酸化と還元の説明について、次のうち正しいものはどれか。
選択肢
  1. 1. ある物質が水素を失うことを還元という。
  2. 2. ある物質が電子を受け取ることを酸化という。
  3. 3. 同一反応系において酸化と還元は同時に起こる。
  4. 4. 酸化剤は電子を受け取りやすく酸化されやすい物質で、酸化数は反応により増加する。
  5. 5. 反応する物質によって酸化剤として作用したり、還元剤として作用したりする物質はない。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 24 潮解の説明について、次のうち正しいものはどれか。
選択肢
  1. 1. 物質が空気中の水分を吸収して、固化する現象
  2. 2. 物質の中に含まれている水分が放出されて粉状になる現象
  3. 3. 固体が空気中の水分を吸収して、その水分に溶ける現象
  4. 4. 物質が空気中の水蒸気と反応して性質の異なった2つ以上の物質になる現象
  5. 5. 水溶液の水分が蒸発して、溶質が析出する現象
回答欄 1 2 3 4 5

問題 25 次のうち、イオン化傾向の最も大きいものはどれか。
選択肢
  1. 1. カリウム
  2. 2. 銅
  3. 3. 鉄
  4. 4. 白金
  5. 5. 金
回答欄 1 2 3 4 5

性質

問題 26 危険物の類ごとに共通する性状について、次のうちA〜Eのうち正しいもののみの組合せはどれか。
A.第1類の危険物は、加熱により分解して酸素を放出するが、摩擦や衝撃に対して安定である。
B.第2類の危険物は、可燃性の固体で、酸化剤と混触すると発火・爆発のおそれがある。
C.第3類の危険物は、すべて水と接触する発火し、若しくは可燃性ガスを発生する。
D.第5類の危険物は、多量の酸素を含んでおり、他からの酸素の供給がなくても燃焼する。
E.第6類の危険物は、酸化性の液体で、すべて有機化合物である。
選択肢
  1. 1. A  B
  2. 2. A  C
  3. 3. B  D
  4. 4. C  E
  5. 5. D  E
回答欄 1 2 3 4 5

問題 27 第1石油類の危険物を屋内で取り扱う場合の火災予防の方法について、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 危険物の蒸気を排出する設備の吸気口は床面近くにし、排気口は屋外の高所に設置する。
  2. 2. 危険物設備の配管や装置のフランジから、危険物がにじんでいないか確認する。
  3. 3. 静電気の発生を抑制し、電気設備は防爆性のあるものを使用する。
  4. 4. 危険物の漏れ、蒸気の発生を抑制するため、危険物の室内への搬入は配管のみで行う。
  5. 5. 危険物を配管および密閉容器内のみで取り扱う室内では、換気の設備を設置しない。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 28 第4類の危険物の消火方法として、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 粉末消火剤は効果がある。
  2. 2. 二酸化炭素消火剤は効果がある。
  3. 3. 泡消火剤は効果がある。
  4. 4. 霧状の強化液消火剤は効果がある。
  5. 5. ハロゲン化物消火剤は効果がない。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 29 ガソリンの貯蔵タンクを修理又は清掃する場合の火災予防上の注意事項として、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 洗浄のために水蒸気をタンク内に噴出させるときは、静電気の発生を防止するため、高圧で短時間に行う。
  2. 2. タンク内に残っている可燃性蒸気を排出する。
  3. 3. 残油等をタンクから抜き取るときは、静電気の蓄積を防止するため、容器等を接地する。
  4. 4. 火花の発生しない工具を使用する。
  5. 5. タンク内のガスを置換する場合には、窒素等の不活性ガスを使用する。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 30  泡消火剤の中には、水溶性液体用泡消火剤と、その他の一般の泡消火剤とがある。次の危険物の火災を消火しようとする場合、一般の泡消火剤が適切でないもののみの組合せはどれか。
選択肢
回答欄 1 2 3 4 5

問題 31 自動車ガソリンについて、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 燃焼範囲はおおむね1〜8 vol%である。
  2. 2. 発火点は100℃より低い。
  3. 3. オレンジ系に着色されている。
  4. 4. 比重は1より小さい。
  5. 5. 引火点は0℃より低い。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 32 灯油の性状について、次のうち妥当でないものはどれか。
選択肢
  1. 1. 比重は1より小さい。
  2. 2. 蒸気比重は1より大きい。
  3. 3. 水に溶けない。
  4. 4. 引火点は20℃以下である。
  5. 5. 発火点は200℃以上である。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 33 酢酸の性状について、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 一般に、高純度のものは約15〜16℃以下で固体になる。
  2. 2. 刺激臭を有する無色透明の液体である。
  3. 3. 水溶液は、腐食性はない。
  4. 4. 常温(20℃)では引火の危険性はない。
  5. 5. 青い炎をあげて燃焼し、二酸化炭素と水蒸気になる。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 34 ジエチルエーテルと二硫化炭素の性状として、誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. どちらも燃焼範囲は極めて広い。
  2. 2. どちらも発火点はガソリンより低い。
  3. 3. どちらも水より重い。
  4. 4. ジエチルエーテルの蒸気は麻酔性、二硫化炭素の蒸気には毒性がある。
  5. 5. どちらも二酸化炭素、ハロゲン化物などが消火剤として有効である。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 35  第4類のアルコール類に共通する性状について、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 無色透明な液体である。
  2. 2. 蒸気は空気より重い。
  3. 3. 沸点は水より高い。
  4. 4. 特有の芳香を有する。
  5. 5. 水に任意の割合で溶ける。
回答欄 1 2 3 4 5



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